白梅学園 授業概要(シラバス)2011
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 基礎ゼミナールI 山路 憲夫 前期 演習
◆授業科目の目的◆
私たちが生きている「今」とはどんな時代なのか。
 それを考える手がかりとして本ゼミはメディア、とくに日々の新聞を学ぶ素材に取り上げたい。メディアは情報の宝庫ではあります。それはあくまで送り手によって選別された情報です。誤報や行き過ぎた報道もあります。あふれる情報の中から、私たちが欲しい情報を選別するにはどうすればいいのか。メディア、新聞の限界、テレビやインターネットとの違いを学びつつ、そこから「今」を考える情報を読み取る力を身につけたい。

◆授業科目の到達目標◆
新聞をできるだけ読むことを通じて読み、書き、話す、考えるという基本的な力を身につける。
◆授業の概要(テーマ)◆
「今、私たちはどういう時代に生きているのか」を1年間かけて考え続けたい。
◆授業計画と授業内容◆
1.自己紹介と基礎ゼミの進めかた
2.メディアとは、新聞とテレビの違い
3.新聞記事の読み方(どんな記事を読んできたのか、読みたいのか)
4.メディアリテラシー、メディアの違い、誤報について
5.社会面と生活面の記事の読み方
6.政治と経済記事の読み方
7.新聞のコラムを読み、書く
8.ネット社会の明と暗
9.テレビゲームや携帯が子どもたちに及ぼす影響
10.子どもの犯罪や自殺
11.児童虐待
12.今の若者たち、ニートやフリーター
13.若者たちは時代にどう関わるのか
14.新聞記事を書く
15.前期を振り返って、夏休みの課題

準備学習のアドバイス とにかく、活字に親しむ。新聞を読む楽しみ、楽しみながら新聞を読むことが身につけば、次第に今の時代を考えられるようになるはずです。
成績評価方法と評価基準 出席とゼミでの議論の参加度、時折のレポート
テキスト [参考文献]
「壊れる日本人」「犠牲」(柳田邦男)「忘れられた日本人」(宮本常一、岩波書店)
「ネット君臨」(毎日新聞社)「パラサイト・シングルの時代」(山田昌弘)
「幻影の時代」(ブーアスティン、東京創元社)「メディア・リテラシー」(菅谷明子、岩波書店)
「現代の新聞」(桂敬一、岩波書店)「国家の罠」(佐藤優、岩波書店)
米原万里、佐野眞一氏のノンフィクション、エッセー
連絡先(メールアドレス) 連絡先 研究室:E棟213号室 電子メール:yamaji@shiraume.ac.jp
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