◆授業科目の目的◆
私たちが生きている「今」とはどんな時代なのか。 それを考える手がかりとして本ゼミはメディア、とくに日々の新聞を学ぶ素材に取り上げたい。メディアは情報の宝庫ではあります。それはあくまで送り手によって選別された情報です。誤報や行き過ぎた報道もあります。あふれる情報の中から、私たちが欲しい情報を選別するにはどうすればいいのか。メディア、新聞の限界、テレビやインターネットとの違いを学びつつ、そこから「今」を考える情報を読み取る力を身につけたい。
|
◆授業科目の到達目標◆
新聞をできるだけ読むことを通じて読み、書き、話す、考えるという基本的な力を身につける。
|
◆授業の概要(テーマ)◆
「今、私たちはどういう時代に生きているのか」を1年間かけて考え続けたい。
|
◆授業計画と授業内容◆
1. | 自己紹介と基礎ゼミの進めかた |
2. | メディアとは、新聞とテレビの違い |
3. | 新聞記事の読み方(どんな記事を読んできたのか、読みたいのか) |
4. | メディアリテラシー、メディアの違い、誤報について |
5. | 社会面と生活面の記事の読み方 |
6. | 政治と経済記事の読み方 |
7. | 新聞のコラムを読み、書く |
8. | ネット社会の明と暗 |
9. | テレビゲームや携帯が子どもたちに及ぼす影響 |
10. | 子どもの犯罪や自殺 |
11. | 児童虐待 |
12. | 今の若者たち、ニートやフリーター |
13. | 若者たちは時代にどう関わるのか |
14. | 新聞記事を書く |
15. | 前期を振り返って、夏休みの課題 |
|
準備学習のアドバイス |
とにかく、活字に親しむ。新聞を読む楽しみ、楽しみながら新聞を読むことが身につけば、次第に今の時代を考えられるようになるはずです。 |
成績評価方法と評価基準 |
出席とゼミでの議論の参加度、時折のレポート |
テキスト |
[参考文献] 「壊れる日本人」「犠牲」(柳田邦男)「忘れられた日本人」(宮本常一、岩波書店) 「ネット君臨」(毎日新聞社)「パラサイト・シングルの時代」(山田昌弘) 「幻影の時代」(ブーアスティン、東京創元社)「メディア・リテラシー」(菅谷明子、岩波書店) 「現代の新聞」(桂敬一、岩波書店)「国家の罠」(佐藤優、岩波書店) 米原万里、佐野眞一氏のノンフィクション、エッセー |
連絡先(メールアドレス) |
連絡先 研究室:E棟213号室 電子メール:yamaji@shiraume.ac.jp |