白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 歴史学 平賀 明彦・佐藤 いづみ 後期 講義
◆授業科目の目的◆
 歴史的にものを見る、考えるといったことは、難しいことではなく、私たちが日常的に行っていることです。過去の事実を知り、その歴史過程から現代的な意義を見いだす、その歴史学の手法によって、日本の近現代史を題材に検証を進め、今の私たちの社会の在り方とどのように結びついているか考えます。

◆授業科目の到達目標◆
歴史学の方法について理解を深め、また実際に日本の近代化過程の特徴、その帰結としての15年戦争への歴史過程を把握し、そのことが現代の私たちにとってどのような意味を持っているか考察を加えます。

◆授業の概要(テーマ)◆
以下のようなテーマで進めますが、前半を平賀が、後半を佐藤が担当します。また、順序は変更することがあります。

◆授業計画と授業内容◆
1.入門歴史学
2.歴史のダイナミズムとは
3.時代の特徴を見出す
4.歴史における移行期
5.近代日本の出発点
6.近代化過程の特質
7.国権と民権の相克
8.15年戦争への道筋
9.中国近代への歩みと15年戦争(その1)
10.中国近代への歩みと15年戦争(その2)
11.オーラルヒストリーが語る戦時体制
12.大陸へわたった人々
13.抹殺された歴史
14.まとめ・・・私たちが生きる現代
15.後半の授業内容の試験


◆事前・事後学習のアドバイス◆
 参考文献はその都度紹介します。また、授業で用いる資史料はプリントで配布しますので、事前・事後に目を通しておいて下さい。

◆成績評価方法と評価基準◆
 中間のまとまりでレポートを課しますまた、後半については試験を最後の授業で試験を実施し、それらを総合して評価します。歴史的なものの見方について理解が深まり、そのことによって日本の近現代の歴史過程を意味づけて考えることができているかを基準に評価します。

◆テ キ ス ト◆
特に定めません。参考文献はその都度紹介します。必要な資史料はプリントで配布します。

◆連絡先(メールアドレス)◆
hiraga@shiraume.ac.jp