白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 数学 星野 征男 後期 講義
◆授業科目の目的◆
私たちが日常生活の中で用いている数は主に自然数である。しかし、数を自由に使い、物事を手際よく処理するためには、自然数をもとに、整数、有理数、実数、複素数へと数の概念を拡張することが必要になってくる。授業では初等数学の最も基本的事項である数概念を拡張する意義及びこれらの数の基本的性質について考察し、数概念を明確にする。

◆授業科目の到達目標◆
・数の表記およびP進法について理解する。
・数える(数の把握)とはどういうことか理解する。
・自然数を集合数及びペアノの公理系の視点から考察する。また、数学的帰納法について理解する。
・整数、有理数、実数、複素数について考察する。


◆授業の概要(テーマ)◆
初めに、数の効用、数えることの意味、数の表記などについて考察する。次に、私たちの日常生活に最も身近な自然数を集合数としての視点から考察する。また、ペアノの公理系に基づく理論からも考察する。さらに、自然数から整数、有理数、実数、複素数へと数を拡張する意義とこれらの数の基本的性質を考察し、数概念を明確にする。

◆授業計画と授業内容◆
1.講義の方針、数の効用について
2.数える:数の把握について
3.数の表記(記数法)について
4.P進法について
5.自然数(集合数)について
6.自然数(ペアノの公理系)について①
7.自然数(ペアノの公理系)について②
8.数学的帰納法について
9.整数について①
10.整数について②
11.有理数について①
12.有理数について②
13.実数について
14.複素数について
15.テスト


◆事前・事後学習のアドバイス◆
授業中に取り上げる演習問題や宿題の練習問題に挑戦することによって、講義内容の理解も深まるし、考えることの面白さが実感できるので、意欲的に演習問題や練習問題に取り組むことが重要である。

◆成績評価方法と評価基準◆
テスト、小テスト、演習問題の取り組み意欲、授業への参加等で評価する。

◆テ キ ス ト◆
授業中に配布するプリント

◆連絡先(メールアドレス)◆
研究室、電子メール:hoshino@shiraume.ac.jp