白梅学園 授業概要(シラバス)2010 |
サブタイトル | 音楽の歴史 | 担当者 | 開講時間 | 授業形態 | 単位数 | ||||||||||||||||||||||||||||||
授業科目名 | 音楽 | 関根 敏子 | 後期 | 講義 | 2 | ||||||||||||||||||||||||||||||
◆授業科目の目的◆ 音楽は単なる美しい旋律や響きだけではなく、時代や社会と密接な関係にあることを理解し、国際的な広い視野をもって音楽を考えることを目標とする。西洋クラシック音楽は最初から伝統音楽であったのではない。たとえばオペラと歌舞伎はどちらも1600年頃に誕生しており、当時の人々にとっては革新的で前衛的な音楽であったのである。 ◆授業科目の到達目標◆ 音楽が古代から現在までどのように変化してきたかを知る。 音楽史における時代、作曲家と作品、音楽の特徴を区別できる。 音楽が社会や文化、演奏場所や聴衆と密接な関係にあることを理解する。 旋律だけではなく、和音や音楽構造などに注目して聴くことができるようになる。 ◆授業の概要(テーマ)◆ この講義では西洋クラシック音楽の歴史を概観する。たとえばピアノが発明されたのは1700年頃であり、それまではオルガンやチェンバロが人気を集めていた。オーケストラによる交響曲が生まれるのは、さらにそれから50年後のことである。このように本講義では、音楽の歴史を学ぶとともに、最終的には21世紀の音楽の在り方や聴き方について考えていく。 ◆授業計画と授業内容◆
◆事前・事後学習のアドバイス◆ この講義では、ビデオ、DVD、CDなどの映像や録音を使用して学んでいく。そのため歌ったり演奏したりすることは必要なく、楽譜も原則として読めなくてもよい。しかし名曲鑑賞の時間ではないので、事前学習として授業内容と関連する時代背景や文化などを考えておくことが必要である。また事後学習として、講義で聴いた音楽と関連する作曲家、作品、楽器などについて調べておく。 ◆成績評価方法と評価基準◆ 筆記試験の成績(80%)と平常点(20%)による。試験では、客観試験(70%)と論述試験(30%)で構成する。平常点は授業内での問いかけおよび音楽を聴く態度で評価する。 ◆テ キ ス ト◆ 『増補改訂版 はじめての音楽史』(音楽之友社) ◆連絡先(メールアドレス)◆ fujituboneko@gmail.com |