白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 発達臨床実験法 堀江 まゆみ・多喜乃 亮介・金子 尚弘・荻野 七重 後期 演習
◆授業科目の目的◆
基礎的な心理学実験に参加し、実験者と被験者の両者を体験することを通して、実験心理学的な問題設定がどこにあり、人のどのような側面についてどのような検討を加えているのかを理解し、データに基づいて考察を進める態度を学ぶ。同時に、実験的手法、データの収集と処理法、数量化や図式化、レポートのまとめ方などを習得する。

◆授業科目の到達目標◆
① 基礎的な発達臨床実験の意味の理解
② 実験的手法の修得
③ データの収集と処理法、数量化や図式化の修得
④ データに基づく分析の修得
⑤ レポートのまとめ方の修得


◆授業の概要(テーマ)◆
発達臨床を学ぶため、基礎的な心理学実験を行い、実験データの収集、データ分析、レポート作成を行う。
 実験は短期記憶、要求水準、脳波測定、Y型迷路学習である。


◆授業計画と授業内容◆
1.4つの実験について、4グループ(1グループ12~13名)に別れ、3回(3週)ずつ行う。
2.実験は、担当教員からその目的、方法について説明を受けた後、実験者あるいは被験者となって実験を行い、データを収集する。
3.その後、担当教員からデータの処理法、考察の要点、検査診断と解釈の方法等、レポートの作成に必要な要点についての説明を受け、
4.次回の実験の前日までに各自レポートを作成し、提出する。
5.演習のテーマ(予定)
6.⑥ 短期記憶
7.⑦ 要求水準
8.⑧ 脳波測定
9.⑨ マウスのY型迷路学習
10.オリエンテーションでは、クラス別け、実験日程と、発達臨床実験法に関する講義を行う。
11.各発達臨床実験は、それぞれの第1回目にプリントを配布し、説明する。
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13.各実験のレポートの提出後、レポートの講評を行う。
14.授業回数は、オリエンテーション1回、実験4回を3週ずつ12回、講評2回
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◆事前・事後学習のアドバイス◆
遅刻・欠席、レポートの未提出は厳しいマイナスの評価を受けるので、各実験においてその内容意味を理解をするとともに、各実験ごとのレポートを確実に作成することが望ましい。

◆成績評価方法と評価基準◆
実験における積極的な参加状況と、各実験の終了時に提出するレポート評価点を総合的に評価する。

◆テ キ ス ト◆
「実験演習の手引き」と、テーマ毎に実験あるいはテストの方法とデータの整理方法などをまとめたプリントを配布する。また、実験に応じて担当教員より指示する。

◆連絡先(メールアドレス)◆
必要に応じて各担任教員から通知する。