白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 発達臨床の方法基礎 無藤 隆 後期 講義
◆授業科目の目的◆
本授業は、発達臨床学科における研究活動の方法論を学ぶものである。特に、心理学的な方法の要点を知る。実験法、質問紙法、観察法、面接法などの特徴と実際の論文での適用の仕方を学ぶ。心理学の論文の書き方を理解し、方法論の意義を把握することを目的とする。

◆授業科目の到達目標◆
 本授業は発達臨床学の方法論の入門をなすものであり、2年生移行の本格的な学習の基礎をなすものである。各種の方法の基本を理解し、それぞれの方法を用いた学会誌論文を読み、検討する。特に心理学の基礎となる、実験法、面接法、観察法、質問紙法、などについて、その概略を理解する。心理統計の初歩も理解する。研究論文の探し方や読み方も知る。

◆授業の概要(テーマ)◆
心理学の方法論を中心に学ぶために、いくつかの学会誌の論文を読む。発達臨床学科の特質を考慮して、保育学研究、発達心理学研究、教育心理学研究等の論文を紹介し、方法論の意義を知る。学生についても論文について要点をまとめる作業を求める。

◆授業計画と授業内容◆
1.心理学の方法論の全体的な概要を紹介し、今後の予定を明確にする。
2.観察法の論文を紹介する。グループに別れ、論文を捜すようにする。
3.質問紙法の論文を紹介する。
4.面接法の論文を紹介する。
5.実験法の論文を紹介する。
6.第1グループが選んだ論文の要点を発表する。
7.第2グループの発表。
8.第3グループの発表。
9.第4グループの発表。
10.第5グループの発表。
11.第6グループの発表。
12.研究計画を作る練習をグループ毎に行うために説明を行う。
13.グループ1と2が研究計画を発表する。
14.グループ3と4の発表。
15.グループ5と6の発表。


◆事前・事後学習のアドバイス◆
グループ毎の活動を授業時間の後半の時間とともに、他の時間において行うようにする。図書館で関連する学会誌を探し、それを読むことや、グループでまとめることが必要である。

◆成績評価方法と評価基準◆
普段の授業でグループ毎の活動に参加し、発表に加わること。また、個人毎に最終レポートとして、論文の要点の紹介ないし研究計画の作成を行う。

◆テ キ ス ト◆
使用せず。

◆連絡先(メールアドレス)◆
mag00145@nifty.com