白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 基礎ゼミナールII 多喜乃 亮介 後期 演習
◆授業科目の目的◆
小人数で行うゼミナール形式の授業を通して、あらゆる学びの基本となる「論理的に考える力」をつけることを目的とする。そのために必要な、問題点のとらえ方、論拠となる資料や事象の提示方法、資料に対する考察、結論の導き方、といった論文を構成する要素を読み解く練習を繰り返し、論文形式の文章に慣れ、自ら論文形式の文章を書くことができるようにする。

◆授業科目の到達目標◆
論理的な考え方に慣れる。
論文の形式に慣れる。
結論のある論文を書くことに挑戦する。


◆授業の概要(テーマ)◆
演習形式の授業であるから、参加者が授業内で課題に取り組み、互いに学び合う形式を用いる。まず、論文の形式の概要について学び、新聞に掲載された論文を題材として、どのような形式で構成されているのか、各自が紹介し合いながら練習を積む。次に、問題点の取り上げ方、論拠となる資料・考察の妥当性、結論の適切さなどについて検討し、意見交換を行う。最終的に各自で論文作成に取り組む。

◆授業計画と授業内容◆
1.前期に学んだ内容について振り返り意見交換する
2.後期の目標について意見交換をする
3.論文形式とは
4.問題提起について
5.まとめ1  各自の現在の問題意識の紹介
6.論拠1:どのような論拠が使われているかを整理する
7.論拠2:論拠となる資料の用い方、考察について検討する
8.論拠3:論拠の妥統性について検討する
9.結論:結論への導き方、適切な結論となっているか検討する
10.まとめ2  見本としたい論文の紹介
11.問題提起:各自が取り組む論題について検討する
12.構成:どのような構成の論文とするのか検討する
13.論拠:論拠とする資料について検討する
14.結論:適切な結論となっているか検討する
15.まとめ3  論文形式の良さについて


◆事前・事後学習のアドバイス◆
事前学習は、新聞記事を毎日読むようにすること。また、さまざまな講義で紹介された考え方や取り組みについて、自分の考えを整理すること。
事後学習では、理解できなかった箇所を読み直し、自分自身の弱い所を整理しておく。また、取り上げた論文を自分自身で書くときの構成を考えてみる。


◆成績評価方法と評価基準◆
ゼミ活動に対しする積極的な参加と授業目標の達成度を評価 (50%) すると同時に、まとめ1~3で扱った内容をまとめたもの(レポート形式)の評価 (20%)と、最終的な論文(レポート形式)を評価(30%)する。なお、欠席・遅刻は一回につき2点分の減点とする。

◆テ キ ス ト◆


◆連絡先(メールアドレス)◆
takino@shiraume.ac.jp