白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 社会福祉援助技術現場実習I・II=相談援助実習 長谷川 俊雄・佐野 英司 前期 実習 (4)
◆授業科目の目的◆
2009年度入学学生から社会福祉士国家試験受験資格カリキュラムが改定されました。その改定を受けて本
学において2009年度3年次学生からカリキュラムを改定しました。実習期間は,実習Ⅰが60時間,実習
Ⅱが120時間です。相談援助実習をとおして,相談援助の意義について理解し,社会福祉士として求めら
れる資質,技能と倫理,自己に求められる課題把握など,相談援助を行う上で必要となる総合的能力の習
得を目指します。


◆授業科目の到達目標◆
到達目標は次の4点です。
・住民,利用者の生活実態や地域をしっかりと捉える視点を養う
・相談援助に関わる地域と技術について具体的かつ実際的に理解し,実践的な相談援助技術等を体得する
・社会福祉士に求められる資質,技能,倫理,自己に求められる課題把握等,総合的対応力を培う
・関連分野の専門職との連携のあり方及びその具体的内容を実践的に理解し,ソーシャルワーカーの役割を考える


◆授業の概要(テーマ)◆
実習機関および施設において,大学での学習を踏まえ,実習先指導者の助言・指導にもとづきながら,実習の目的および目標の獲得を目指して取り組みます。
実習Ⅰは,2011年2月に8日間(60時間)。実習Ⅱは,2011年6月に16日間(120時間)を同一施設・機関において行うことを原則として進めます。


◆授業計画と授業内容◆
1.利用者やその関係者,施設・機関・団体等の職員,地域住民やボランティア,当事者組織等との基本的なコミュニケーションや円滑な連携の構築
2.住民・利用者の生活実態の理解とそのニーズの把握,それに対する制度的整備状況把握と実習施設・機関のかかわりの理解
3.住民・利用者やその関係者に対する援助計画の作成と援助関係の形成
4.住民・利用者やその関係者への権利擁護および援助(エンパワメントを含む)とその評価
5.社会福祉士としての職業倫理,施設・機関・団体等の専門職としての役割と責任への理解
6.当該実習施設・機関が地域社会の中の施設・事業者・団体等であることの理解
7.および具体的な地域社会への働きかけとしてのアウトリーチ,ネットワーキング,社会資源の活用・調整・開発に関する理解


◆事前・事後学習のアドバイス◆
実習指導センターの積極的活用を勧めます。

◆成績評価方法と評価基準◆
実習への積極的な取り組みの姿勢,実習施設・機関の評価,実習日誌等記録の内容,実習反省会や報告会での発言や発表態度と内容,実習のまとめ等を総合して評価します。

◆テ キ ス ト◆
参考文献や図書は,適宜紹介します。

◆連絡先(メールアドレス)◆