白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 老人福祉論=高齢者福祉 森山 千賀子 前期 講義
◆授業科目の目的◆
 高齢者の生活実態をしっかりと把握し、その上で高齢者福祉政策の動向や制度、とりわけ老人福祉法と介護保険制度をはじめとした諸施策について学ぶ。

◆授業科目の到達目標◆
・高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉、介護需要等について理解する。
・高齢者福祉制度の発展過程(制度の変遷)について理解する。
・老人福祉法や介護保険制度、さらに高齢者の生活に必要な福祉・介護に係る他の法制度について理解する。


◆授業の概要(テーマ)◆
 授業の前半は、映像機器(VHS・DVD)を用いながら高齢者の生活実態を把握し、その上で高齢者福祉制度の発達過程(変遷)を踏まえ、高齢者福祉に必要な諸制度についての理解を深めていく。

◆授業計画と授業内容◆
1.オリエンテーション:授業の進め方 少子高齢社会とはどのような社会か
2.高齢者の生活を考えるⅠ
3.高齢者の生活を考えるⅡ
4.高齢者福祉制度の発展過程-明治維新から老人福祉法成立まで
5.高齢者福祉制度の発展過程-老人福祉法制定から現代まで
6.高齢者福祉制度の発展過程-今日の高齢者福祉制度
7.老人福祉法の概要Ⅰ
8.老人福祉法と関連法
9.介護保険制度の概要
10.介護保険制度の運営
11.地域包括支援センターと地域
12.高齢者虐待と虐待予防の取り組み
13.高齢者に対する医療制度
14.高齢者を取り巻く地域と環境
15.試験・まとめ


◆事前・事後学習のアドバイス◆
 4年次前期の授業であるため、社会福祉士の国家試験を視野に入れた制度の整理を行う予定であるが、他の教科で学んだ社会福祉諸制度を関連づけて捉えると、制度の流れの全体像が理解しやすいと考える。

◆成績評価方法と評価基準◆
試験・レポートで70点、平常点30点で総合的に評価する。

◆テ キ ス ト◆
責任編集:矢部広明・宮島直丈『社会福祉士シリーズ13 高齢者に対する支援と介護保険制度』弘文堂

◆連絡先(メールアドレス)◆
研究室:F-107研 電子メール:moriyama@shiraume.ac.jp