白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 新たな構築を求めて 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 子育て支援論 山路 憲夫・佐々 加代子 前期 講義
◆授業科目の目的◆
子育て支援はなぜ必要なのだろうか。それを社会保障の観点から考えたい。日本の少子化はただならない深刻な事態に陥っている。それを改善させる子育て支援はきわめて不十分である。その歴史的経過と現状を理解する。

◆授業科目の到達目標◆
子育てにかかわる専門職として、子育て支援の課題を理解し、それを充実させるためには何が必要かを考えられるようにしたい。(山路)
さまざまな場での実践例などを学んだ上で、自らができる子育て支援についての考えをまとめられることにおく。(佐々)


◆授業の概要(テーマ)◆
山路担当分(1~7回) 子育て支援を充実させ、子育てに生き甲斐を持てる社会に。
佐々担当分(8~14回)この現代社会で子育てをするには多くの問題を抱えている。支援策の一環としての実際の現場を眺めながら、問題点もさぐれるようにする。及びその上で、これからの子育て支援策について、あらたに構築する方向がさぐれるようにする。


◆授業計画と授業内容◆
1.子育て支援はなぜ必要か
2.少子化の国際比較
3.国内外の働き方からみる少子化、子育て支援
4.フランス、北欧の子育て支援と日本
5.日本の少子化・子育て支援策の経過
6.子育て支援策の現状と課題
7.次世代育成支援対策推進法にもとづく地域の子育て支援   東村山子育て総合支援施設「ころころの森」の経過と課題
8.子育て支援現場のさまざま;施策からみえてくること
9.活動を創っている人たち(1) ファミリーサポートセンターほか
10.活動を創っている人たち(2) NPO法人の活動
11.さまざまな活動の課題ーー問題を探ることーー
12.「私」ができる子育て支援ーー提案してみることーー
13.「みんな」ができる、「みんなで」できる子育て支援
14.新たな構築に向けての提言
15.まとめ


◆事前・事後学習のアドバイス◆
子育てに関わる新聞記事をきちんと読んでみよう(山路)
教員から提供する資料、情報だけではなく、事前に自らが入手した情報などを授業で提供できるようにしてもらいたい。事後においては、得られた内容からみずからふりかえり、どのように考えていけば問題解決などができるのかということについて、考え、意見をまとめてきてもらうとよい。子育て支援はこれが最良、最善ではまだないといううけとめかたから、自ら考える姿勢で臨んでもらいたい。地元の子育て支援の実際についての情報収集をしておくことをすすめたい。(佐々)


◆成績評価方法と評価基準◆
平常点とレポート

◆テ キ ス ト◆
教材は山路憲夫「子育て支援論」、新聞記事など

◆連絡先(メールアドレス)◆
山路連絡先 研究室:E棟213号室 電子メール:yamaji@shiraume.ac.jp