白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 「社会福祉はどうあったらよいか」を考える 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 人間研究発展演習 佐野 英司 前期 演習
◆授業科目の目的◆
“社会福祉はどうあったらよいか”。
 その国の経済的状況に左右されるのではなく確固たる社会福祉観を築くため、文献をもとにしたグループ読書・グループ討論を通して自らの考えを持ち、表現できるようになることを目標に進める。


◆授業科目の到達目標◆
“社会福祉はどうあったらよいか”。
 その国の経済的状況に左右されるのではなく確固たる社会福祉観を築くため、文献をもとにしたグループ読書・グループ討論を通して自らの考えを持ち、表現できるようになることを目標に進める。


◆授業の概要(テーマ)◆
『社会福祉はどうあったらよいか』を考える
授業の進め方
 内容的には、第2次世界大戦後の人々のくらしと社会福祉の変容、さらに新政権のもとでも変わらず進行している保育制度改革の中身と、なぜ変えられようとしているか等についても学びます。


◆授業計画と授業内容◆
2005年9月に亡くなられた立命館大学名誉教授の真田 是(なおし)先生が残された数多の論文の中からいくつかを選び、
それを“グループ読書・討論”を通して学び考えていきたいと思います。
「グループ読書・討論」とは、定められた分量の論文を事前学習してくることを前提とし、
授業内で、一定ページを定められた少人数(5人前後)のグループで理解し難い個所、
他の人はどう受け取っただろうか等、意見を出し合い話し合い理解を深めあいながら読み進めていく方式です。ただ漫然と読むのではなく
著者の主張を理解し、同じグループの仲間の理解と自分の考え方と照らし合わせながらながら読み進めていきます。
15回の授業は、論文の区切りのよいところまでの各グループの理解と学びを全体発表しながらリアクションメーパーにまとめて進めます。
基本的な授業の進め方は上述の通りですが、受講した学生の意見等を聞きながらメンバー全体で話し合い、
楽しくしかも深みのある演習授業をめざします。
この授業を通して、人々の暮らしに寄り添い、支える心をもった社会福祉労働者・保育者の養成をめざします。


◆事前・事後学習のアドバイス◆
2010年度の前期に限ってこの科目を非常勤で担当します。社会福祉士資格や保育士資格を取得し、卒業後、各種福祉施設や保育所で働くことをめざす学生の受講を期待しています。

◆成績評価方法と評価基準◆
授業への参加の積極性と真剣さ、リアクションペーパー、レポート等で評価します。

◆テ キ ス ト◆
教材は、佐野が数ある真田先生の論文の中から選び、コピーをして配ります。

◆連絡先(メールアドレス)◆