白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 理科指導法 栗原 淳一 前期 講義
◆授業科目の目的◆
 理科学習指導のねらいや趣旨を踏まえ、指導内容や児童の実態に即した指導法および自然科学の感動や面白さを伝えるための指導法について、具体的な学習場面での実践(観察・実験・模擬授業)や討議を通して理解を深める。

◆授業科目の到達目標◆
①理科学習指導のねらいや趣旨を理解する。
②理科の学習指導略案の作成方法を理解する。
③指導内容や児童の実態に即した指導法や児童の興味関心を高める指導法について、様々な視点から考察し、それを基に理科の授業をデザインできる。


◆授業の概要(テーマ)◆
 小学校学習指導要領「理科」の基本的な考え方、各学年の目標や内容をとらえる。また、教材の特性や授業者の学習者へのかかわり方、さらには授業方略について、講義や小実験、討議や模擬授業を通して学んでいく。

◆授業計画と授業内容◆
1.理科の授業を創るには
2.子ども主体の学習展開と指導案のつくり方
3.子どもの学びを支える教師の発問や支援の方法
4.授業デザインの基礎(1) 「動物の誕生・5年」(グループ討議と指導案作成)
5.授業デザインの基礎(2) 「動物の誕生・5年」(模擬授業①)
6.生物分野(生命)の観察・実験と指導法
7.授業デザインの基礎(3) 「風やゴムの働き・3年」(グループ討議と指導案作成)
8.授業デザインの基礎(4) 「風やゴムの働き・3年」(模擬授業②)
9.物理分野(エネルギー)の実験と指導法
10.授業デザインの基礎(5) 「金属・水・空気と温度・4年」(グループ討議と指導案作成)
11.授業デザインの基礎(6) 「金属・水・空気と温度・4年」(模擬授業③)
12.化学分野(粒子)の実験と指導法
13.授業デザインの基礎(7) 「月と太陽・6年」(グループ討議と指導案作成)
14.授業デザインの基礎(8) 「月と太陽・6年」(模擬授業④)
15.地学分野(地球)の観察・実験と指導法、「期末試験」


◆事前・事後学習のアドバイス◆
 事前学習では、指導要領解説や事前に配布される資料を読み、「楽しく分かりやすい学習にするにはどんな方法があるか」、「子どもがつまずきやすい部分はどこか」等を考察し、ノートに整理しておく。
 事後学習では、学習・討議した内容や得た情報を整理し、考察を加えておく。
*教材の都合上、予定を変更したり実費を徴収したりする場合がある。


◆成績評価方法と評価基準◆
 討議発表・模擬授業(25%)、レポート・小テスト(20%)、期末試験(55%)による。

◆テ キ ス ト◆
「小学校学習指導要領解説 理科編(平成20年8月)」(文部科学省、大日本図書)

◆連絡先(メールアドレス)◆