白梅学園　授業概要（シラバス）２０１０
サブタイトル 博物館の仕事を知る 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 博物館学 田中　禎昭 前後期 講義 ６
◆授業科目の目的◆
博物館とは何か。博物館で行われる業務内容について詳細に見ていきます。また講義を踏まえた上で、自分自身の博物館の「運営・展示プラン」を具体的に構想してもらい、実践的に博物館に対する認識を深めます。

◆授業科目の到達目標◆
博物館の業務内容に関する知識を修得する。

◆授業の概要（テーマ）◆
前年度に引き続き、「私の博物館」の企画書の完成をめざし、授業を進めます。また博物館機能のうち、①資料保存、②展示、③教育・普及の3点に論点を絞り、博物館の具体的な業務内容を深く認識してもらいます。最後に博物館の歴史について学んでいきます。

◆授業計画と授業内容◆
１.前期作成の企画書の発表１16.屋内展示
２.前期作成の企画書の発表２17.屋外展示
３.前期作成の企画書の発表３18.教育・普及活動論
４.企画書プランの総括・批評19.博物館見学会３
５.資料分類20.展示解説論
６.資料データベースの作成法21.展示グラフィック
７.博物館見学会１22.講座・体験教室
８.資料の収蔵と整理23.ワークショップ論１
９.資料保存―温・湿度管理24.ワークショップ論２
10.資料保存―照度管理25.博物館の歴史（世界）１
11.資料劣化の要因と対策26.博物館の歴史（世界）２
12.修理・保存処理27.展示見学会４
13.複製・模型の製作28.博物館の歴史（日本）１
14.展示論概論29.博物館の歴史（日本）２
15.博物館見学会２30.まとめ


◆事前・事後学習のアドバイス◆
表面に見える展示だけでなく、資料保存・教育普及という博物館の業務についても認識を深めていくため、実際に博物館に行き、学芸員の仕事の内容を理解してもらいます。見学会で学ぶことと授業内容を結びつけ、自主的に学習することで、認識を深めて下さい。

◆成績評価方法と評価基準◆
平常点とレポートによる評価

◆テ キ ス ト◆
水藤真（すいとうまこと）
『博物館学を学ぶ　入門からプロフェッショナルへ』（山川出版社、2007年11月）

◆連絡先（メールアドレス）◆
y-tanaka@mtd.biglobe.ne.jp