白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 小学校社会科学習実践指導法 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 社会 平賀 明彦・宮田 進 前期 講義
◆授業科目の目的◆
小学校社会科学習指導に必要な知識習得と能力育成方法、指導技術や評価方法を学ぶ。また、児童の学習意欲を喚起させる方策を通して、社会の見方や考え方を見につける学習をする。

◆授業科目の到達目標◆
学習指導要領の法規解釈の仕方、その運用と教科書の関係、学習意欲を喚起させる指導技術を講義と、演習で学んだ後に、教室内でグループを作り、5~6人で協力して学習指導案を作成する。その指導案で模擬事業ができるように目標設定する。

◆授業の概要(テーマ)◆
講義--学習指導要領の法規解釈 学習指導要領の内容理解と運用、学習時間と学習内容の相関関係、
    学習意欲を喚起させる方法
演習--各学年の学習指導計画の作成(グループで協議して作成し、発表する)
模擬授業--各グループで学習指導の展開を工夫し、模擬授業を見せ合う


◆授業計画と授業内容◆
1.講義 オリエンテーション 最近の小学校の様子 社会科学習指導の動向(全国小学校社会科研究協議会神奈川大会から)
2.講義と演習 学習指導要領の理解Ⅰ 法規解釈の理解では、法規解釈に大きな違いがある等、指導内容の読み取りの方法理解
3.講義 学習指導要領の理解Ⅱ 各学年の学習指導内容の理解、学習指導内容の順序性や例外事項の理解
4.講義と演習 学習指導計画の作成方法理解Ⅰ グループに分かれて第3.4学年の学習指導計画作成。
5.演習と助言 前時に作成した指導計画から1単元を選択し、学習の流れを作成し、模擬授業の準備をする。
6.講義と演習 学習指導計画の作成方法理解Ⅱ グループに分かれて第5学年の学習指導計画を作成。
7.演習と助言 前時に作成した指導計画から1単元を選択し、学習の流れを作成し、模擬授業の準備をする。
8.講義 各学年の学習展開の流れの理解で、年間学習指導時数と学習展開方法の関係を解説し、時間内終了の大切さを補説する。
9.講義 学習活動を喚起させる学習指導法Ⅰ 身近な生活=身近な生活で分かっていること、分かっていないことの判別作業の大切さ
10.講義 学習活動を喚起させる学習指導法Ⅱ 意外性=当然の常識を資料により、意識の意外性を喚起し学習意欲に結びつける大切さ
11.講義 学習活動を喚起させる学習指導法Ⅲ 矛盾・対立=学級内の考え方が違う意見をもとに矛盾を発見し、対立思考をつける大切さ
12.演習と助言 各学年の学習指導計画から学習の流れは理解したが、指導技術の講義をもとに、模擬授業のレベルアップを工夫させる。
13.模擬授業  第3学年と第4学年の代表が1つの単元について学習展開の方法を提案し模擬授業をする。参会者は協議メモを
14.模擬授業  第5学年の代表が1つの単元について学習展開の飽和鵜を提案し模擬授業をかる。参会者は協議メモ
15.模擬授業に対する指導講評と社会科学習指導教諭としての「こころがまえ」


◆事前・事後学習のアドバイス◆
講義--講師が必要教材を準備します。事前に配布した場合は目を通してください。
演習--何人かのグループで実施します。自分の分担をグループ内で確認してください。
模擬授業・協議--グループへの協調性と個人としての自主性・個性をもって臨んでください。


◆成績評価方法と評価基準◆
ペーパーテスト--50%
演習への参加協力。模擬授業での協議態度--50%


◆テ キ ス ト◆
宮田がプリントを準備します。

◆連絡先(メールアドレス)◆
miyatasu@amail.plala.or.jp