白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 相談援助の基盤と専門職I 森山 千賀子 前期 講義
◆授業科目の目的◆
この教科では、社会福祉専門職による相談援助の基盤となる考え方及び役割・意義・理念等について学ぶ。

◆授業科目の到達目標◆
・国家資格としての社会福祉士の役割とソーシャルワークの基本概念を理解する。
・ソーシャルワークの形成過程を学ぶ。
・ソーシャルワーク実践の根拠となる理念について理解する。 


◆授業の概要(テーマ)◆
 現代社会における社会福祉士の役割(総合的かつ包括的な相談援助)を押さえるためには、基盤となるソーシャルワークの考え方をしっかりと学ぶ必要がある。相談援助の総論として、ソーシャルワークの形成過程と基本概念、ソーシャルワーク実践の根拠となる倫理について深く考えていく。

◆授業計画と授業内容◆
1.オリエンテーション:授業の進め方、福祉課題とソーシャルワーク
2.社会福祉士・精神保健福祉士の役割と意義
3.現代社会と地域社会
4.ソーシャルワークの概念
5.ソーシャルワークの構成要素
6.ソーシャルワークの形成過程Ⅰ ソーシャルワークの源流
7.ソーシャルワークの形成過程Ⅱ ソーシャルワークの基礎確立期(~1930年代)
8.ソーシャルワークの形成過程Ⅲ ソーシャルワークの発展期(1940年代~50年代半ば)
9.ソーシャルワークの形成過程Ⅳ ソーシャルワークの展開期(1950年代半ば~1960年代以降)
10.ソーシャルワークの形成過程Ⅴ ソーシャルワークの統合化とジェネラリスト・ソーシャルワーク
11.相談援助の理念Ⅰ ソーシャルワーク実践と価値
12.相談援助の理念Ⅱ ソーシャルワーク実践と権利擁護
13.相談援助の理念Ⅲ クライエントの尊厳と自己決定
14.相談援助の理念Ⅳ ノーマライゼーションと社会的包摂
15.試験、まとめ


◆事前・事後学習のアドバイス◆
 現代のソーシャルワークを理解するには、成り立ちを知ることが重要である。またソーシャルワーク実践を支える基盤となる倫理を、まずは頭(知識)で理解し、その後の実践の中で感じとっていただきたい。

◆成績評価方法と評価基準◆
試験とレポートを合わせて70点、平常点30点で総合的に評価する。

◆テ キ ス ト◆
[編集]社会福祉士養成講座編集委員会『新・社会福祉士養成講座6 相談援助の基盤と専門職』中央法規

◆連絡先(メールアドレス)◆
研究室:F-107研 電子メール:moriyama@shiraume.ac.jp