白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 社会学 藪長 千乃 前期 講義
◆授業科目の目的◆
社会学では社会におけるすべての事象が対象となります。この授業では、これらの事象を読み解くための社会学の基本的な考え方、専門用語を紹介し、これらを現実の社会問題と結び付けて考えていきます。

◆授業科目の到達目標◆
社会学の基本的なテーマ、考え方、専門用語、代表的な学説を理解する。
社会学と現代社会との具体的なつながりに気づき、現代社会の様々な問題を理解する。


◆授業の概要(テーマ)◆
この授業では、文化、組織・集団、規範と逸脱などの社会学の代表的なテーマを取り上げ、そのテーマの基本的な見取り図を解説し、テーマをめぐる代表的な学者・学説を紹介し、実際の社会問題と結び付け、一緒に考えていきます。各回ごとに異なるテーマを取り上げていきます。また、後半では、主な社会変動について順次とりあげ、解説をしていきます。

◆授業計画と授業内容◆
1.社会学の方法 
2.社会 集団、相互行為、連帯
3.行為 行動、象徴、行為の四類型
4.集団 組織、コミュニティ、アソシエーション
5.家族 社会化、性別役割分業、ライフサイクル
6.都市 都市化、過疎化、スラム化
7.逸脱 規範、支配、道徳
8.コミュニケーション パーソナル・コミュニケーション、マス・コミュニケーション
9.社会心理 大衆、群集心理、世論
10.宗教 カリスマ、エートス、世俗化
11.ジェンダー 男らしさ、女らしさ
12.文化 グローバリゼーション、サブカルチャー
13.近代化、産業化、ポスト産業社会
14.福祉国家、少子化・高齢化
15.試験


◆事前・事後学習のアドバイス◆
毎回の講義で、次回のテーマと主な専門用語について提示します。事前学習では、社会学事典などを用いて専門用語について確認しておくほか、とりあげるテーマについて新聞やインターネットを通じて幅広い情報を収集しておいてください。事後学習では、講義で取り上げたテーマについて日々の社会現象と結び付け、専門用語にあてはめて考えてみてください。考えたことはできるだけ言語化するとよいでしょう。

◆成績評価方法と評価基準◆
試験(50%)、平常点(30%)、レポート(20%)とします。試験は、基本的なテーマや専門用語、学説について確認する問題(50%)のほか、これらを用いて与えられたテーマの説明を求めます(50%)。

◆テ キ ス ト◆
(参考書)友枝敏夫、山田真茂留編『Do!ソシオロジー』有斐閣アルマ、2007年

◆連絡先(メールアドレス)◆
yabunaga@hum.u-bunkyo.ac.jp