白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 介護過程基礎Ⅰ 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 介護過程I 森山 千賀子 前期 講義
◆授業科目の目的◆
 介護過程とは、利用者が自分らしい生活を送るために、介護者が利用者と協同していく支援過程(介護福祉教育研究会:介護過程の2006年概念)である。この科目では、介護過程を学び、実践(展開)するための準備として、他者とのかかわり、他者の思いや願いへの気づき、その思い(気づき)をひろげるための観点を養う。

◆授業科目の到達目標◆
・介護過程の出発点は、人と人とのかかわり、人間関係形成であることを理解する。
・かかわりから得た他者の思いや願いに気づくための視点を学ぶ。
・気づきを介護(支援)へと広げていくための人との向き合い方、かかわり方を学ぶ。


◆授業の概要(テーマ)◆
 この科目では、介護過程を学び実践(展開)するための準備として、他者の暮らし方や他者とのかかわりについて学び、そのかかわりから得た他者の思いや願いに気づくための視点を、多面的な角度から考えていく。

◆授業計画と授業内容◆
1.オリエンテーション:授業の進め方、介護過程を学ぶとは
2.「暮らし」って何だろう① 自分の生活を振り返ってみよう
3.「暮らし」って何だろう② 三種の神器を考えよう
4.「かかわり」って何だろう① グループの共通項を話し合おう
5.「かかわり」って何だろう② グループの共通項を発表しよう
6.「かかわり」って何だろう③ 「かかわり」からみえてくるもの 
7.他者の実像に近づく① 平面と立体
8.他者の実像に近づく② 好き嫌い・本音とたてまえ
9.対象を理解する グループワーク①
10.対象を理解する グループワーク②
11.対象を理解する グループワーク③
12.他者の願いや思いをくみとる①
13.他者の願いや思いをくみとる②
14.日常の場面から思考過程を考えよう
15.まとめ、レポート作成


◆事前・事後学習のアドバイス◆
 人々の暮らし方や考え方の違いは、背景となる歴史性・地域性・社会環境などと深く結びついている。自己のアンテナを高くし、様々なことに関心をもつなかで、人とのかかわりを豊かなものにする素養を身につけて頂きたい。

◆成績評価方法と評価基準◆
 レポート50点、平常点50点で総合的に評価する。2/3以上の出席が必要

◆テ キ ス ト◆
 参考図書:介護福祉教育研究会方式『楽しく学ぶ介護過程』介護福祉教育研究会編 (株)久美 

◆連絡先(メールアドレス)◆
 研究室:F-107研 電子メール:moriyama@shiraume.ac.jp