白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 障害者福祉論 堀江 まゆみ 後期 講義
◆授業科目の目的◆
「障害」や「障害者」のとらえ方、障害者福祉の理念、我が国の障害者福祉施策や関連施策の成立や改正の経緯と背景、障害者の生活実態と支援課題、支援方法などについて学んでいく。
また、ライスステージを認識した支援についてもとりあげる。授業全体を通して、障害のある人たちや家族などへの支援のあり方、社会環境整備の在り方などを考えていく。


◆授業科目の到達目標◆
障害者福祉進展の経緯と現行の施策体系、具体的サービス内容を理解する。その上で、保健・医療、教育、雇用・就労の福祉とその支援課題を理解する。特に、知的障害、身体障害、精神障害、発達障害のある人の生活を支える現行のサービスについて理解する。

◆授業の概要(テーマ)◆
障害者福祉の施策や実態について基本的理解をした上で、国の資料などを用いグループワークをしながら考える。
また福祉実践者や障害のある人が授業に参加する機会を作り身近な福祉の実態と課題を考える。


◆授業計画と授業内容◆
1.法に基づく「障害者」の定義と我が国の障害福祉理念
2.障害者福祉進展の経過と現行の施策体系 
3.障害者福祉の具体的サービス内容
4.保健・医療、教育、雇用・就労
5.保健・医療、教育、雇用・就労―事例検討
6.生活に関連する領域の施策の概要と支援
7.生活に関連する領域の施策の概要と支援―事例検討
8.身体障害と環境との関係―事例検討
9.精神障害と環境との関係―事例検討
10.知的障害者や発達障害者の生活を支える現行の施策体系―具体的なサービス内容―1
11.知的障害者や発達障害者の生活を支える現行の施策体系―具体的なサービス内容―2
12.療育、障害児の教育
13.家族支援の意義とあり方
14.主体性を尊重した具体的な支援のあり方
15.今後の課題と検討


◆事前・事後学習のアドバイス◆
事前学習としては、障害福祉の実践に関わる機会を持つことを勧める。また昨今の福祉施策は国会等で議論されているのでマスコミや関係省庁のHPなどを検索して動向に関心を持ってほしい。事後学習としては、福祉への参加型学習の機会を積極的に活用すると理解が深まる。

◆成績評価方法と評価基準◆
学習のまとめの単位ごとに確認テスト、授業最後に筆記試験を行う。適宜、学生どうしのグループワークを実施するので積極的な態度を評価対象にする。

◆テ キ ス ト◆
授業の中で適宜、指示する

◆連絡先(メールアドレス)◆
mayumi@shiraume.ac.jp