白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 社会保障論I 山路 憲夫 後期 講義
◆授業科目の目的◆
社会保障とはなんだろうか。歴史的に発展してきた背景と制度的変遷をまず知る。さらに公的年金、医療、介護、及び社会福祉諸制度、雇用保険や労災保険といった社会保障の諸制度について、基本的な理解する。それぞれを独立した制度として扱うのではなく、利用する立場から、それらの制度がどう関連し、利用者の支援に役立つのかを理解させ、諸制度の活用方法を学ばせる。さらに、セ-フティ-・ネットとして守り、充実させる。その制度を持続可能なものとして維持、発展させていくためには、財源も含めてどういう改革が必要なのか、を考える。

◆授業科目の到達目標◆
専門職として必要最低限の社会保障制度についての基本的な知識を学ぶともに、諸制度を所与のものとして覚えるのではなく「なぜ」という制度の成り立ち、課題、論点も考えることも身につけたい。

◆授業の概要(テーマ)◆
セ-フティー・ネットとして持続可能な制度にするために

◆授業計画と授業内容◆
1.社会保障をなぜ学ぶのか16.持続可能な制度とするためには
2.少子高齢社会と社会保障制度
3.社会保障の歴史(欧米と日本)
4.同上
5.介護保険がなぜできたのか
6.介護保険の仕組み
7.医療保険制度とその改革の必要性
8.後期高齢者医療制度と介護保険
9.医療と介護の連携とは
10.年金制度とその行方
11.生活保護の見直しがなぜ進むのか
12.社会福祉諸制度
13.雇用保険
14.労働者災害補償保険
15.民間保険と公的保険制度


◆事前・事後学習のアドバイス◆
社会保障、社会福祉関係の新聞記事の切り抜き帳を作り、現実の動きをつかみ、考えてほしい。

◆成績評価方法と評価基準◆
出席と試験(持ち込み不可)

◆テ キ ス ト◆
「はじめての社会保障」第8版(椋野美智子・田中耕太郎著 、有斐閣アルマ)  

◆連絡先(メールアドレス)◆
研究室:E棟217 電子メール:yamaji@shiraume.ac.jp