白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 保育計画法 師岡 章 前期 演習
◆授業科目の目的◆
 保育を実際に運営する上で必要な計画について、実践的な視点から具体的に理解することを目的とする。具体的には、保育所・幼稚園における園の基本的な計画と、具体的な計画である指導計画の関係、指導計画の種類とその内容などの理解を深める。その上で、指導計画の作成手順を理解し、実際の書き方の習得を図る。また、保育実践を踏まえた計画立案の基盤となる実践の記録法についても理解する。

◆授業科目の到達目標◆
1.保育カリキュラムの全体構造を評価も含めて理解させる。
2.指導計画の作成手順を具体的に理解させる。
3.目標・ねらいの種類と内容について、事例をもとに理解させる。
4.指導計画の立案方法を、事例をもとに習得させる。


◆授業の概要(テーマ)◆
 保育計画のうち、具体的な計画である指導計画に重点を置きも学習する。特に、実習をはさんでの授業でもあり、実習で取り組む指導実習を想定しつつ、具体的な指導計画の作成方法を採り上げる。なかでも、指導計画の中でも、実践により身近な短期的な指導計画となる活動案、日案、週案を取り上げ、ねらいや内容の設定方法、保育の展開や指導上の留意点、環境構成などの書き方を学習する。

◆授業計画と授業内容◆
1.保育所保育指針・幼稚園教育要領と園の保育計画の関係
2.教育課程・保育計画と指導計画の関係
3.指導計画の種類とその内容・意義
4.指導計画の作成過程
5.計画・実践と評価の関係
6.子ども理解の本質
7.保育の記録法と実際
8.保育所保育指針・幼稚園教育要領のねらいと内容
9.ねらいの種類と実際
10.中・長期指導計画(年間指導計画、期案、月案)の実際と立案
11.短期的指導計画(週案、日案)の実際と立案
12.年齢別指導計画の実際と立案
13.活動別指導計画の実際と立案
14.評価の方法と実際
15.保育カンファレンスの実際


◆事前・事後学習のアドバイス◆
1.「書く」ことの意義を見出し、積極的に指導案作成に取り組んでみましょう。
2.指導実習を前提に、具体的な活動を想定しておきましょう。
3.保育原理や保育内容関連の授業で学習していることを整理しておきましょう。


◆成績評価方法と評価基準◆
出席状況、レポート、作成した指導案などを総合して評価する。

◆テ キ ス ト◆
金村美千子編 『教育課程・保育計画総論』 同文書院

◆連絡先(メールアドレス)◆