白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 小児栄養I 坂本 めぐみ 後期 演習
◆授業科目の目的◆
小児期の栄養は生涯の健康の礎となり、食の体験は食生活や食習慣の基礎をなすものである。特に保育所に通う子どもは1年間に約200~250回もの食事を、保育所のお友達や先生と一緒に食べる機会を持つ。子どもの健康や発育・発達を考えながら、“楽しく・おいしい食の体験”を大切に出来る保育士としての思考力と実践力を養う。

◆授業科目の到達目標◆
1)栄養、食生活の基礎知識について学ぶ
2)小児期各期の栄養と食生活について学ぶ  ①妊娠期(胎児期) ②新生児期  ③乳児期 3)保育士としての食の援助の役割について学ぶ
4)疾患をもつ小児の栄養・食生活について学ぶ
5)小児の食の問題について学ぶ


◆授業の概要(テーマ)◆
小児期の栄養と食生活の重要性と、保育と小児の食生活および心の健康について理解し、食生活の望ましいあり方と生活全般との関連性について理解する。本科目は2年次開講の小児栄養Ⅱと併せて栄養と食生活の基礎知識を踏まえながら、小児の発育と発達の特徴を踏まえた栄養と食のあり方を理解し、保育所における望ましい食のあり方について理解を深める。

◆授業計画と授業内容◆
1.小児栄養の概要、栄養の基礎知識
2.小児の発育・発達と栄養・食生活
3.健康な生活と食生活の意義
4.栄養・食生活の基礎知識①食事摂取基準、食事バランスガイド、食品群
5.食や食生活に関する健康教育①
6.栄養・食生活の基礎知識②食中毒や経口感染の現状と予防策、食の安全性への配慮
7.食や食生活に関する健康教育②
8.妊娠期、産褥期の栄養と食生活
9.新生児期・乳児期の栄養と食生活 (1)母乳栄養と母乳育児への援助
10.新生児期・乳児期の栄養と食生活 (2)人工栄養、育児用調製粉乳の栄養と養育者への援助 
11.新生児期・乳児期の栄養と食生活 (3)離乳期の栄養と養育者への援助
12.妊娠期、新生児期・乳児期の食教育の実際
13.授業のまとめ
14.新生児期・乳児期・幼児期の食生活の実際①(調理実習)
15.新生児期・乳児期・幼児期の食生活の実際②(調理実習)


◆事前・事後学習のアドバイス◆
1)講義中は私語、携帯電話の使用、講義とは関係ない事をしないことを守りましょう。
2)正当な理由がない限り、欠席・遅刻・早退をしないようにしましょう。
3)課題・レポートの提出期限は厳守とし、期限の過ぎたレポートは受付けませんので注意しましょう。
4)調理実習はエプロン、上履き、三角巾、手拭きの支度を行います。身支度を整え参加してください。


◆成績評価方法と評価基準◆
試験 50%、 提出課題 20%、授業態度・出席30%

◆テ キ ス ト◆
子どもの食生活(ななみ書房)

◆連絡先(メールアドレス)◆
教務課を通じて連絡してください。