白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 生活支援技術V 西願 久美子 前期 講義
◆授業科目の目的◆
高齢者の食生活を支援するために、安全で美味しい食生活の理論と望ましい食楽しい食について考える能力を身につける。また自己の食生活を見直し、健康管理に必要な食事の作り方について学び、応用力を養う。

◆授業科目の到達目標◆
食生活の重要性を学び、食と健康の関連を理解する。高齢者や障害者の栄養、食品、調理などを理解し、その人の状態に合わせた適切な食の管理と安心で美味しい食の見分け方を習得する。

◆授業の概要(テーマ)◆
高齢者に必要な食事の知識を学ぶ。健康と食の関係を体験により学ぶ。栄養管理の重要性について自己の食生活の見直しを行うと共に比較検討をする。

◆授業計画と授業内容◆
1.栄養摂取の意義  生活支援の視点から栄養摂取の基本理念を学ぶ
2.栄養素の機能と消化吸収  栄養素の種類と吸収
3.食事摂取基準  栄養摂取基準の考え方
4.ストレスと栄養  身体への影響と食生活
5.生活習慣病について  バランスの取れた栄養と疾病予防の食生活
6.高齢者の食生活  加齢に伴う咀嚼、嚥下障害
7.障害がある場合の食生活  運動障害、栄養障害と対策
8.食品成分とその変化  食品成分分析の知識
9.食品の安全性  食品公害・添加物・食品衛生
10.調理と食事計画  調理の意義と献立のたてかた
11.食べ物の嗜好  食事の好み食習慣
12.食品の性質と調理特性1  調理操作法
13.食品の性質と調理特性2  食品の調理性
14.調理器具と設備  種類と利用法、機能的な取り扱い方、保守、保管
15.まとめ  試験


◆事前・事後学習のアドバイス◆
高齢者の健康な食生活の実現にむけて、取り巻く社会環境についても普段から関心を持って見聞きすることが大切である。介護福祉士をめざす方々は「高齢者それぞれに見合った適正な食事介護とは何か」を考えて欲しい。

◆成績評価方法と評価基準◆
出席状況・授業への取り組み・試験などの総合評価

◆テ キ ス ト◆
山口和子編著  「家政学概論Ⅱ-栄養・調理編-」健帛社

◆連絡先(メールアドレス)◆
saigan_kumi@mist.ocn.ne.jp