白梅学園 授業概要(シラバス)2010
サブタイトル 合同授業 集中講義 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 生態学的発達学 榊原 洋一 前期 講義
◆授業科目の目的◆
子どもの発達を生態学的な観点から理解する。
社会的認知の障害に関する理解、及び援助・支援のあり方を理解する。
臨床発達心理士科目「認知」の2-1~3、3-1~8を含む。


◆授業科目の到達目標◆
目的に同じ

◆授業の概要(テーマ)◆
幼児、及び児童の認知発達に関して、発達の時期ごとの特徴を生態学的な観点から詳しく解説する。また、言語、知能、学力、社会的認知の障害とその発生の要因についても論じていく。さらに認知発達の支援法、及びアセスメントの方法、及び障害の保障や機能訓練についても解説し、保育・教育現場で活用できる援助・支援のあり方を検討する。特に、認知発達の障害とその対処に関して、認知発達支援の技法、認知障害の支援の技法、教材提示などを取り上げ、検討していく。

◆授業計画と授業内容◆
1.小児と成人の相違点:小児と成人の身体と機能の相違点について解説する
2.小児の運動発達概論:運動発達の神経学的基礎と遺伝・環境による影響を考察する
3.小児の精神発達概論:精神発達とその測定方法
4.言語の発達(1):乳幼児言語発達の経過を概説する
5.言語の発達(2):言語発達に障害をきたす状態について解説する
6.社会性の発達:乳幼児期の社会性の発達とその脳科学的基礎について解説する
7.発達障害概論:小児の発達障害の概念について説明する
8.注意欠陥多動性障害:最も頻度の高い「注意力」の障害について概説
9.学習障害:学習障害の症状とその脳内メカニズムについて述べる
10.自閉症:自閉症の症状とその脳内メカニズムについて解説
11.アスペルガー症候群:自閉症との相違、その臨床的特長について概説
12.発達障害への対応:発達障害児への支援の実際と課題について述べる
13.脳科学と発達障害:発達障害の脳内メカニズムについて近年の研究の蓄積について解説
14.発達障害の最近の文献抄読(1)
15.発達障害の最近の文献抄読(2)


◆事前・事後学習のアドバイス◆
授業で指示する

◆成績評価方法と評価基準◆
レポート

◆テ キ ス ト◆
なし

◆連絡先(メールアドレス)◆
yoichi1215@aol.com