白梅学園 授業概要(シラバス)2009 |
サブタイトル | 担当者 | 開講時間 | 授業形態 | 単位数 | |
授業科目名 | 卒業研究プレゼミ | 金子 尚弘 | 前期 | 演習 | 1 |
◆授業の到達目標・テーマ◆ 行動分析学は、条件づけにもとづいて人間を理解する考え方です。この演習では、行動分析の手法を理解し、行動を獲得する基礎的な実験や、子どもの発達を援助するため、新しい行動の獲得や、不適応な行動の修正方法について学びます。この演習は、後期の「卒業研究」で、行動基礎研究や、発達に障害がある子どもを対象として実施する発達支援のための学習なので、しっかりと理解しなければなりません。 ◆授業計画と授業内容◆ 下記の15項目を演習時間中に学びます。卒業研究に向けた演習なので、時間外の復習が重要です。 1、行動実験とその応用分野の概要 2、遺伝、環境、介入 3、実験動物(マウス等)の基礎知識 4、実験計画、療育計画 5、実験装置と手法 6、実験および教育におけるコンピュータ使用法 7、弁別刺激-自発的反応-強化の三項随伴性の理解 8、小中学校の生徒の学習や行動の理解 9、特別支援教育(特殊教育)の理解 10、発達障害児、自閉症児の理解 11、コミュニケーション行動と、その障害の理解 12、課題分析の方法 13、教育目標、標的行動 14、介入プログラムの作成 15、観察記録、データ収集、データの記述とグラフ化 ◆事前・事後学習のアドバイス◆ プレゼミは、後期の「卒業研究」に繋がる重要な授業です。自らテーマを選びながら授業時間外でも学習するように心がけて下さい。 ◆成績評価方法と評価基準◆ 平常授業期間中に提出するノートやレポートによって評価する。 ◆テ キ ス ト◆ 「心を科学する心理学」神田信彦・金子尚弘編著 河出書房新社 ◆参 考 書◆ 進行に応じて学術論文等を紹介する。 ◆担当教員から一言◆ 演習の授業では自主的な研究態度が必要です。自主的な学習を続けることを心がけて下さい。 基礎的な考え方の理解から始め、幅広い応用分野を含めた内容に興味を持ってください。 |