白梅学園 授業概要(シラバス)2009
サブタイトル フランス語 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 外国語IA 市橋 明典 前期 演習
◆授業の到達目標・テーマ◆
 フランス語を学ぶことは、英語圏とは異なるヨーロッパの文化・社会・考えを理解するために欠かせない 重要な糸口になる。また、フランス語圏には、発達教育など、子どもに関する学問をはじめとする様々な科学や芸術を育んだ歴史と環境がある。
 講義では、仏語とそれをとりまく豊かな文化の基礎を学び、「読む・書く・聴く」の能力を養う。一年間で「文部科学省後援実用フランス語技能検定試験5級」の資格を取得できるレベルを目指す。


◆授業計画と授業内容◆
 プリントや(映画を含めた)映像を用い、ビデオ教材の内容に沿った簡単な会話練習を行う。基礎的な文法の説明とそれに関連する練習問題をこなす。また、実践的なコミュニケーション能力を養うため単語集を使い、語彙の補完につとめる。教科書のトピックに合わせて随時フランス文化の解説を行う。
 基本的には、受講生がフランスやスイスといった仏語圏の文化を自分の目で発見し、実際に仏語を活用してみたくなるような内容の授業にしたい。

1. フランス語と仏文化に親しもう ―― 発音の基礎、アルファベット/上手な自己紹介の仕方
2. パリの人々 ―― 主語人称代名詞、動詞être 直説法現在形の活用/ユーロ通貨
3. パリ到着 ―― 国籍や職業を表わす名詞の性・数、数詞/タクシーの乗り方
4. ホテルでチェックイン ―― 動詞avoirの直説法現在形、名詞と不定冠詞・定冠詞
5. 部屋を描写する ―― 形容詞の性・数の一致、指示代名詞ce
6. カフェで注文する ―― 第一群規則動詞の活用/お店での注文・買い物の仕方
7. パリの公園 ―― 所有形容詞、疑問文/フランスの公園・森林の風景
8. 電話をかける ―― 形容詞の位置/電話応対の実践
9. 写真について話す ―― 形容詞と名詞の女性形/フランス各地の景色
10. パリのカフェ ―― 否定文/カフェの歴史とそれにまつわる逸話
11. 道を尋ねる ―― 指示形容詞/パリの歴史と建物
12. 蚤の市 ―― 定冠詞の縮約/上手な交渉の仕方
13. パリの地下鉄 ―― 人称代名詞の強勢形/メトロの話
14. 市場で買い物をする ―― 疑問代名詞/フランスの朝市
15. 物の尋ね方 ―― 疑問副詞/パリの中の日本


◆事前・事後学習のアドバイス◆
 外国語は声に出して発音してこそ身につく。授業では、積極的に発言していくことを期待する。
 各課の予習・復習をきちんと行なえば、必ず上達する。実践してみよう。


◆成績評価方法と評価基準◆
 試験、出席などを総合的に評価する(学習を通して受講生が各々の将来の目標に役立つ「何か」をつかんでくれることに主眼を置く)。

◆テ キ ス ト◆
藤田裕二著“Elle est gourmande!1 Nouvelle Edition”(『新・彼女は食いしん坊!1』)

◆参 考 書◆
今年度使う参考書と辞書については、最初の授業で指示する。

◆担当教員から一言◆
 長いスパンで考えれば、フランス語は、将来 各専門分野で役立つと同時に、人生を必ず豊かなものにしてくれる。楽しく一緒に学ぼう。