白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | シニアの音楽とダンス | こころに添った音楽を学ぶ | |
担 当 者 | 髙林 眞理・有川いずみ | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 1 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 前半を髙林、後半を有川が担当します。 ≪髙林≫ 音楽のもっている不思議な力は、人間のこころに直接働きかけ、様々な感情を呼び起すことが出来ます。 このような音楽を介護の場で提供するために必要な基礎知識の習得や基礎技能の実践を行ないます。対象となる高齢者に添った音楽活動を行なうために、多岐に渡るジャンルの懐かしい歌や音楽を理解し、声や楽器で表現する方法を学びます。 ≪有川≫ 本来人間は、自由な身体の動きを持っています。 それは、生涯にわたり、健康や生きがいにつながっていく動きです。 その動きをみつける作業を通して、言葉を越えた身体と身体のコミュニケーションを体験し、さまざまな状況にある人たちと踊る楽しさ・表現する喜びを共有できる方法を探究します ◆授 業 計 画 ≪髙林≫ ① 音楽が人間に及ぼす影響について 自分自身にとっての音楽を考える ② 高齢者の「なじみの音楽・歌」の紹介と演習 「なじみの音楽・歌」の背景を考える ③ 高齢者施設で使用される打楽器の紹介と奏法について 器楽合奏を伴う歌唱の演習 ④ 大正琴・簡易ハンドベルの奏法とグループワーク演習 ⑤ 高齢者のさまざまな音楽活動の紹介と考察 動きを伴う歌唱の演習 ⑥ 記録・評価を含めた音楽活動プログラムについて ⑦ 対象者に添った音楽とは グループワークによる「高齢者がいきいきと活動出来る音楽プログラム」創作 ⑧ グループワークの発表と評価 ≪有川≫ (1)身体で表現する事の意味と意義 ・日常生活で見られる身体表現とダンス ・一人一人の充実した生につながる身体表現とダンス (2)ダンスプログラムの実践(エクササイズ) (3)感性や創造性を分かちあう援助 第1回 ガイダンス及び身体のバランスを整えるエクササイズ 第2回 エクササイズ(リズミカルに身体を動かす) 第3回 エクササイズ(グループでダンスを楽しむ) 第4回 エクササイズ(道具を使って) 第5回 即興でイメージを出す:創作 第6回 動きに制限のある方と一緒にダンスを楽しむ:創作 第7回 創作:発表(実技試験) ◆成 績 評 価 ≪髙林≫ 出席とレポートで評価 ≪有川≫ (1)授業に対する取り組み方・出席 (2)授業中に行う実技試験(技術点ではありません)・レポートで評価 ◆テ キ ス ト ≪髙林≫ 秋山治子・髙林眞理共著 「キラッと歌って」 共同音楽出版社 髙林眞理著 「ブライトソング」 共同音楽出版社 ≪有川≫プリント ◆参 考 書 ≪髙林≫ 貫行子著 「高齢者の音楽療法」 音楽乃友社 北本福美著「老いのこころと向き合う音楽療法」 音楽乃友社 ◆担当教員から一言 ≪髙林≫ 高齢者のなじみの音楽や歌を数多く聴いたり歌ったりします。 音楽の持つ不思議な力を介護の現場で有効に使うことの出来る介護福祉士を育成したいと思います。 自ら学び、表現する積極性が求められる科目です。 ≪有川≫ ダンスが苦手な方も楽める方法を探りましょう。 笑顔で受講できる授業を目指します。 |