白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 視聴覚メディア活用法 介護利用者の生活をアートフルにする工夫
担 当 者 八木紘一郎 開講時期 後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 介護現場は、なかなか文化的に豊かにはなっていかない。原因はもちろん現場のたいへんさが一番大きいけれど、先輩たちが切り拓いてきた歴史に積み重ねていく若い介護士のセンスと工夫が足りない。みなさんが、利用者の方々に「よりアートフルな生活文化」を味わってもらいたいとどれだけ強い気持ちで真剣に工夫するかどうか次第である。この授業では、そのためのメディアミックスの表現文化のアイデアとテクニックの習得をめざす。

◆授 業 計 画
 この演習では、介護現場を「よりアートフルな生活文化」を創り出すために、できる工夫・アイデアについて演習する。ここでは、PC・携帯・デジカメなどと、パステル・色紙や色鉛筆などとを組み合わせるメディアミックス(マルチ)のテクニックでアートフルに活動する。
1、<マルチに!>演習のカレンダーづくり・・2~3回
アナログテクニックとデジタルテクニックの併用
<指塗り絵>アナログテクニックでアートしよう。
2、<マルチに!>デジカメと色鉛筆で「自分キャラ」を作って・・2~3回
① デジカメ撮影した自分の顔写真を出力して
② 自分のキャラ写真場面を編集構成
3、<パワーポイントで編集しよう>・・・3~4回
① カレンダー文字盤のつくりかたテクニック
② 画像編集ソフトを使って
③ ネットからの取り込みテクニックと加工
4、<利用者が主人公の絵本づくり>・・・4回
利用者・家族が絶対に喜ぶ→そのためのシンプルな作り方がポイント
デジカメ写真編集のオリジナル絵本づくり
5、年間使用のカレンダー合作・・1回
6、まとめのスタンドに編集・・・1回


◆成 績 評 価
 平常点

◆テ キ ス ト
 特になし

◆参 考 書
 なし

◆担当教員から一言
 最近の脳科学では、取り組み次第で、認知症と診断された高齢者でさえ脳の活性化がみられることがわかってきている。これからの介護士に頑張ってもらいたい。