白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 卒業研究ゼミナール 高齢者・中年・青年・子どもの世代間交流
担 当 者 草野 篤子 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
1.日本では、他国に例を見ないほど急速に少子高齢化が進み、一方で単独世帯化、核家族化がわが国の
  家族を変容させている現在、高齢者、中年、青年、子どもの世代間交流は重要な課題になっている。
  この背景や内容を理解する。
2.学生達が将来ケアーワーカーとして働く時、介護対象者の生活上の困難やその家族の悩みを理解し、
  暖かい視線でもって介護対象者やその家族の援助ができるよう、家族、地域、社会システムの現状を
  理解し、専門職にふさわしい資質や態度を養うことを目標とする。


◆授 業 計 画
第1回 オリエンテーション
第2回-第5回 日本の少子高齢社会の現状と問題点を明らかにする中で、地域の高齢者、中年、青年、
  子ども、障害者がどのような生活をおくっているのかを明らかにする。
第6回-第12回 学生本人の問題意識を高めるために、大学周辺地域や、近辺の世代間交流の実践を体験
  したり、文献や、ビデオなどを通じて、外国や、日本の多くの地域における世代間交流の実践を知る。
第13回-第15回 これらの実践についてレポートにまとめ、発表し合い、討論し、後期からの学習に備え
  る。
第16回-第20回 現代社会の抱える問題の所在を明らかし、問題解決のために「世代間交流」によって何
  ができるかを話し合い、方策を探る。また専門職としてのケアーワーカーに何ができるかを考える。
第21回-第25回 前期に学習したことに加えて、ゼミメンバーの関心の高い問題を取り上げ、グループに
  別れて調査研究を進める。
第26回-第30回 卒業研究をグループで完成させ、1冊の冊子にまとめる。


◆成 績 評 価
 レポート、発表、討論への参加、「世代間交流広場」での実践などにより、総合的に評価する。

◆テ キ ス ト
 授業中に、資料を適宜、配布する。 

◆参 考 書
 国民生活白書、高齢社会白書、厚生労働白書、現代のエスプリNo.444「インタージェネレーション」など、必要に応じて紹介する。

◆担当教員から一言
 学生同士は、常に協力し、ゼミの運営は、学生自身の積極的、自主的活動とする。
 ゼミ生は、図書館や、コンピュータを使っての文献検索方法を身につけ、積極的、自主的に問題に取り組む一方で、グループとして助け合い協力し、内容のある卒業論文をまとめるように、努力する。