白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 形態別介護技術V 聴覚障害
担 当 者 奥田 啓子 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
1.聴覚・言語障害に関する医学的基礎知識を習得する。
2.手話等、音声言語に代わる聴覚・言語障害者のコミュニケーション方法を理解し基礎を習得する。
3.聴覚・言語障害に対応する福祉制度・福祉機器の活用について学ぶとともに、聴覚・言語障害者の生
  活・心理に配慮した支援のあり方について考える。
4.ろう重複障害者に対する援助・介護について考える。


◆授 業 計 画
1.聴覚障害とは・・講義全体の概要 ・聴覚・言語障害者とコミュニケーション
2.聞こえのしくみと難聴
3.聴覚障害の原因と聴力測定
4.人工内耳について・新生児の聴覚スクリーニング検査の進展と課題
5.残存感覚器官を活用するための福祉機器と福祉サービス
6.聴覚・言語障害者と社会生活・・・(ビデオ教材・「不便さ調査」より
7.聴覚・言語障害者と社会生活・・・4つのバリア(ビデオ教材・・介護の現場から)
8.手話実技(挨拶・指文字・名前の表現)
9.手話実技(数字・住所・家族の表現)
10.手話実技(仕事・趣味の表現)
11.手話実技(自己紹介のまとめ)
12.自己紹介の発表
13.ろう重複障害者の生活(ビデオ教材)
14.高齢ろう者の生活とケアのあり方(ビデオ教材)・言語障害について
15.聴覚・言語障害者の多様な状況に合わせた支援のあり方について考える・・まとめ
  ・聴覚障害者に対応する心理臨床領域の取り組み・社会・文化的視点からの「ろう者」理解 他


◆成 績 評 価
 筆記試験と平常点(出席状況・手話実技等)によって評価する。

◆テ キ ス ト
 『手にことばを』 (初級用)  社団法人 東京都聴覚障害連盟

◆参 考 書
 授業の中で随時紹介する。

◆担当教員から一言
 聴覚・言語障害の障害特性は、コミュニケーション障害であると言われます。対人援助の専門職を目指す皆さんに、講義を通してコミュニケーションの重要性を身を持って学んで欲しいと願っています。