白梅学園　授業概要（シラバス）２００７

授業科目名	家政学実習II（被服・住居）
担　当　者	高月　智子・大髙真紀子	開講時期	前期
		授業形態	実習
		単 位 数	１
◆授業のねらい及び学習教育目標 　被服を前期に高月が、住居の部分を後期に大髙が担当する。 　≪高月≫被服実習は家政学概論に基づき衣生活管理に関し技術と新しい素材を知る。又着ることの喜びやエプロン製作により作る喜びを習得させる。そして、介護者共に高齢者、障害者の家庭生活の衣服管理の必要実践が出来る能力を養う事を目的とする。 　≪大髙≫私たちの暮らしの拠り所である住まいについて、住まいの役割、生活行動と生活空間、室内環境、住まいの安全・維持管理などの基本的な考え方を学んでいく。さらに、高齢者や障がい者にとって住みやすい住まいとはどうあるべきか、福祉住環境整備という視点から理解を深め、実践力を養うことを目的とする。 ◆授 業 計 画 　≪高月≫ １．衣生活に役立つ被服とは ２．エプロン製作（標付け） ３．エプロン製作（見返し） ４．エプロン製作（脇・裾・紐のしつけ） ５．エプロン製作（脇・裾・紐のミシン） ６．エプロン製作（ポケット付け） ７．布の鑑別実験 ８．布の種類（繊維）、性能、素材収集 ９．編み物の組織と風合 10．繊維製品の表示、調査 11．衣服整理、洗濯、しみ抜き実習 12．被服の役割について（レポート） 　≪大髙≫ １回：住まいの役割・住まいの形態・ライフサイクルと住まい ２回：住まいの計画①－住宅の図面を読む ３回：住まいの計画②－生活行動と生活空間 ４回：住まいの室内環境 ５回：住まいの維持管理 ６回：住まいと地域環境・住まいと安全 ７回：住宅の構法・住まいに係わる関連法規の基礎知識 ８回：高齢者・障がい者の住まい－①　高齢者・障がい者の住まい等に係る施策について ９回：高齢者・障がい者の住まい－②　住まいのバリアチェック・車椅子使用時の動作寸法と空間 10回：高齢者・障がい者の住まい－③　日常生活の基本動作と空間（段差・手すり・階段など） 11回：高齢者・障がい者の住まい－④　住環境の整備・住宅改修の事例検討 12回：高齢者・障がい者の住まい－⑤　高齢期の居住形態・小テスト ◆成 績 評 価 　≪高月≫作作品提出、レポート、出席 　≪大髙≫出席・授業への取り組み、レポート課題、小テスト等により、総合的に評価する。 ◆テ キ ス ト 　≪大髙≫中川英子編著　「介護福祉のための家政学」　建帛社 ◆参　考　書 　≪大髙≫大野隆司他　「福祉住環境」　市ヶ谷出版社 ◆担当教員から一言 　≪高月≫プリント、実習指導のため用具を揃えて戴きます。 　≪大髙≫住まいを様々な角度から考えていきます。高齢者や障がいをもつ人々にとっての住まいはどうあるべきか、私たちの日常生活を点検しながら考えていきましょう。