白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 レクリェーション活動援助法
担 当 者 浮田千枝子・高橋 紀子 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 介護の現場で必要とされるレクリエーション活動援助に関する基本的な知識や技術、援助者の役割と態度について学ぶ。また、介護現場でのレクリエーションの計画技術や援助実践能力の習得に力点をおき、個人ニーズの理解に基づいた利用者に応じたレクリエーション援助の展開法について実技および演習形式で学習する。

◆授 業 計 画
<前 期>
 目標:①レクリエーションについての基本的な理解を得る
    ②介護現場でのレクリエーション活動援助の実際を視聴覚教材を通して理解する
    ③介護を必要とする利用者を対象とした、グループでのさまざまなレクリエーション財を体験
     し、それらの提供方法を学ぶ
 内容:①オリエンテーション
    ②レクリエーションの理解<1> ~イメージの点検を中心に~
    ③      〃    <2> ~福祉領域でのレクリエーションの理解~
    ④介護現場でのレクリエーション活動援助の実際<1> 高齢者の事例
    ⑤      〃              <2> 障害者の事例
    ⑥レクリエーション財の体験<1> ~コミュニケーションを促進するゲーム~
    ⑦      〃     <2> ~身体的活動~
    ⑧      〃     <3> ~音楽活動~
    ⑨      〃     <4> ~知的活動~
    ⑩      〃     <5> ~自然活動~
    ⑪社会福祉領域を中心としたレクリエーション活動援助の歴史
    ⑫介護サービス利用者の生活とレクリエーション活動の意義・役割<1>
    ⑬      〃                      <2>
    ⑭治療的意味合いを含めたレクリエーション(セラピューティック・レクリエーション・サービス)
    ⑮まとめ
   注:上記「内容」の数字は学習項目であり、実際の授業は進捗状況によって変動する。

<後 期>
 目標:①レクリエーション活動の援助計画の立て方とその実施方法を学ぶ
    ②利用者一人ひとりにふさわしいレクリエーション活動の提供方法を学ぶ。
    ③レクリエーション活動援助者の役割を学ぶ。
 内容:①レクリエーション活動援助計画<1> ~主体の理解・利用者ニーズの理解~
    ②      〃       <2> ~援助のプロセス、計画の目的・手順~
    ③      〃       <3> ~援助計画の作成~
    ④      〃       <4> ~援助計画の実施~
    ⑤      〃       <5> ~援助計画の評価・振り返り~
    ⑥レクリエーション活動援助の実際<1> ~生活シーンでの援助~
    ⑦      〃        <2> ~身近な素材を使った援助~
    ⑧      〃        <3> ~季節を意識した援助~
    ⑨      〃        <4> ~回想を活用した援助~
    ⑩      〃        <5> ~介護予防の視点からの援助~
    ⑪      〃        <6> ~認知症の方への援助~
    ⑫      〃        <7> ~援助のための環境・安全性~
    ⑬余暇生活開発とレクリエーション援助 ~余暇歴に注目して~
    ⑭レクリエーション活動援助者の役割 ~倫理・業務・チームケア~
    ⑮まとめ
   注:上記「内容」の数字は学習項目であり、実際の授業は進捗状況によって変動する。


◆成 績 評 価
 出席・授業態度・授業中に課すレポート・前期および後期の試験により総合的に評価する

◆テ キ ス ト
 『レクリエーション活動援助法』中央法規出版

◆参 考 書
 授業内で紹介

◆担当教員から一言
 この授業は「演習」です。体を動かす・話しあう・書く・実際にやってみる、などの場面がたくさんあります。学生の積極的「参画」を期待します。