白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 社会福祉概論I
担 当 者 草野 篤子 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 福祉について考えるには、まず、その基盤である社会福祉について理解する必要がある。人々の毎日の生活、生活に対する考え方を学び、それを社会福祉と関連付けて学びを深めて欲しい。社会福祉は、何よりも、基本的人権としての生活権の保障として把握していくことが重要である。その生活権の内実である私たちの生活がどのようになっているのかを現状分析する一方で、社会福祉の概念・理念、歴史、政策・制度などを、理解することを、狙いとする。

◆授 業 計 画
第1回 オリエンテーション
第2回 社会福祉の基本的考え方 ―私たちの暮らしと社会福祉―
第3回 日本の社会福祉概念の捉え方
第4回 海外における社会福祉の展開(1) イギリスの社会福祉
第5回 海外における社会福祉の展開(2) アメリカの社会福祉
第6回 海外における社会福祉の展開(3) スウェーデンの社会福祉
第7回 日本における社会福祉の展開
第8回 社会福祉の法制度
第9回 社会福祉制度の歩み
第10回 社会保障制度と関連制度 (1)所得保障制度
第11回 社会保障制度と関連制度 (2)医療保障制度・介護保険制度
第12回 社会福祉行政
第13回 社会福祉の財政
第14回 社会福祉の主体
第15回 社会福祉の新しい動向


◆成 績 評 価
 レポート提出、発表、討論への参加などによって総合評価する。

◆テ キ ス ト
 福祉士養成講座編集委員会編、「社会福祉概論」中央法規 2006


◆参 考 書
 厚生労働白書 厚生労働省、社会福祉用語辞典 中央法規出版、社会福祉用語辞典 ミネルヴァ書房、介護福祉用語辞典 中央法規出版ほか、適宜、授業の中で紹介する。

◆担当教員から一言
 身近なニュースや社会問題に興味・関心を持ち、そのことと社会福祉とを関連づけて考え、社会的差別や貧困、排除の実態を理解するとともに、積極的にそういった問題に対する方策、政策について、研究を深めてください。