白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 生理心理学 | ||
担 当 者 | 多喜乃亮介 | 開講時期 | 後期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 心を直接観察することはできないが、それに関連した生理学的活動は観察可能である。この講義ではそのような生理学的変化を支えている脳の働きを中心に学習し、心が成立する基盤にどのようなものがあるのかを学んでいく。 ◆授 業 計 画 日常生活の中では自分の中で生じている生理学的活動はそれほど意識することはない。しかし、事故や病気によって脳に損傷を受けると、身体だけでなく心にも大きな影響があることは知られている。この授業ではそうした心と脳の対応関係について学習し、心が意識されない多くの生理的機能に支えられていること、種々の身体活動を通して支えられていることについて理解を深めるようにする。 以下の予定で講義を進める。 1.生理心理学とは 2.心の座 3.霊から脳へ 4.言語野の発見 5.神経系の基本構造 6.動物実験と脳 7.生命を支える脳 8.まとめ1 9.感覚信号と脳 10.連合野の働きと認識の成立 11.運動に関連する脳領域 12.感情・情動と脳 13.前頭連合野の働き1〔認知系〕 14.前頭連合野の働き2〔情動系〕 15.まとめ2 ◆成 績 評 価 出席点および試験点 ◆テ キ ス ト プリントを配布 ◆参 考 書 授業中に紹介する予定 ◆担当教員から一言 心を、脳や身体から眺めてみます。物質的な世界と私たちの心はどのように関連しているのか考えてみてはいかがでしょうか。 |