白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 卒業研究
担 当 者 金子 尚弘 開講時期 後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 行動分析の考え方を中心として、動物が行動を獲得する基礎的な実験や、発達に障害のある子どもの発達を援助するため、実際に子どもを対象とした発達援助を実施します。

◆授 業 計 画
 原則として数人ずつのグループに分かれ、自主的な研究活動を行います。15回の演習に相当する授業だけではなく、下記の項目を学びながら、それぞれの研究対象毎に、実際の行動基礎実験や、発達に障害のある子どもの援助プログラムを実施します。全体の流れは、卒業研究発表に向けた活動とし、基礎資料等、必要な知識の収集、実験・援助計画の検討、データ等の収集・分析、論文の作成と進めていきます。

 基礎実験のグループでは、記憶、弁別、認知などを測定する行動実験と、その応用分野についての資料を収集します。
 また、実験動物(マウス等)を用いた行動実験の資料を収集検討します。
 次に、実験目的を明らかにして実験計画をたて、実際に実験動物を用いた行動実験を行い、結果を分析します。
 実験や分析に必要なコンピュータの使用法も学びます。

 発達援助のグループでは、自閉症児についての知識を学びます。
 行動分析の手法を用いて、子供達が言葉や新しい行動を獲得できるように、その子供に合わせて学習計画を立て、子供が半年間でどのように成長していくのかを卒業研究としてまとめます。
 発達援助で用いられるコンピュータなどの機器類についても検討します。
 
 どのグループでも、資料の収集、分析、発表にはコンピュータが用いられるので、図書閲覧、WEB検索、映像編集、パワーポイント作成なども学びます。


◆成 績 評 価
 平常授業期間中に提出するレポートによって評価する。

◆テ キ ス ト


◆参 考 書
 演習の進行に応じて紹介する。

◆担当教員から一言
 行動分析の基礎を再学習し、基礎実験や発達援助などの応用分野について積極的に学んで下さい。