白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 学習心理学 | ||
担 当 者 | 荻野 七重 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 人間に行動の変容を引き起こす過程(学習)に見られる最も基本的な形態であり、行動療法や行動分析の手法の基本でもある条件づけについて理解することを主な目的とする。 ◆授 業 計 画 1.学習とはなにか(1回 ビデオ ハリヨの生殖行動) 2.古典的条件づけ(4回) 始めにI.P.パヴロフの行った古典的条件づけの典型的実験例によって、この条件づけについて の基本的概念を確立し、さらに他の古典的条件づけの実験例、あるいは日常生活に見られる事例を通 して、古典的条件づけについての理解を深める。また多くの実験によって明らかにされたところの、 古典的条件づけに関連した現象や法則を示す。 テキスト 1章 3.オペラント条件づけ(5回) B.F.スキナーの典型的実験例によって、オペラント条件づけとはどのようなものか、古典的条 件づけとどのように異なっているのかを明確にする。また多くの実験によって示された、オペラント 条件づけに関連した現象や法則を示し、オペラント条件づけによって日常生活に見られるどのような 事象を説明することができるか、またどのように教育や臨床場面に応用されるかを示す。 テキスト 2章 4.社会的学習(3回) 自分自身の直接的体験によってではなく、他人の体験や経験を見聞きすることで起こる学習(社 会的学習)のメカニズムを見ていく。 テキスト 4章 5.学習理論の応用(2回) 行動療法 行動分析 ◆成 績 評 価 筆記試験 ノート等持込不可 ◆テ キ ス ト 「学習心理学」行動と認知 山内・春木編著 (サイエンス社) ◆参 考 書 「学習の心理」行動のメカニズムをさぐる(1-9章) 実森・中島著 サイエンス社 「ヒルガードの心理学」(7章)内田監訳 ブレーン出版 「行動の基礎」小野浩一 培風館 ◆担当教員から一言 たくさんの実験をふまえて、法則や理論が展開されていく。それを楽しんでください。 |