白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 健康心理学 | ||
担 当 者 | 岡田 知香 | 開講時期 | 後期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 普段はあまり意識しないが、体調を崩して初めて「健康」について考えることは多い。「健康」とはどのような状態なのだろうか。病気でなければ「健康」といえるのだろうか。本講義では、人間の「健康」について理解するために、ストレス心理学の視点からその促進要因と阻害要因を学ぶ(テキスト使用)。また、ストレスと健康について心理学的に測定する方法を理解するために、企業や医療機関等で使用されている様々な心理検査を用いて、実際に回答、解釈を行う。 ◆授 業 計 画 1.ストレスと健康:ストレスとは何か ストレス研究の概観 2.健康維持のための鍵概念①:コーピングとは何か コーピングとストレス 3.健康維持のための鍵概念②:ソーシャルサポートとは何か ソーシャルサポートとストレス 4.健康維持のための鍵概念③:ソーシャルスキルとは何か ソーシャルスキルとストレス 5.健康維持のための鍵概念④:満足感とは何か 満足感とストレス 6.健康増進の方法①:集団を対象とした健康増進の方法 7.健康増進の方法②:個人を対象とした健康増進の方法 8.健康維持のための鍵概念の応用①:児童・生徒のストレス対策 9.健康維持のための鍵概念の応用②:大学生のストレス対策 10.健康維持のための鍵概念の応用③:成人のストレス対策 11.健康維持のための鍵概念の応用④:高齢者のストレス対策 12.ストレスと健康の測定と評価①:ストレスの測定と評価 13.ストレスと健康の測定と評価②:健康維持のための鍵概念の測定と評価 14.ストレス研究の最前線:心理学的ストレス研究の最新の成果 15.まとめ ◆成 績 評 価 試験と出席によって評価する。 ◆テ キ ス ト 朝倉心理学講座19 ストレスと健康の心理学 小杉正太郎(編) 朝倉書店 ◆参 考 書 ソーシャルサポートの測定と介入 小杉正太郎他(監訳) 川島書店 ストレス心理学 小杉正太郎(編著) 川島書店 ◆担当教員から一言 何を以って「健康である」とすることができるのか、どうすれば「健康」を保ち、促進できるのか、ストレス心理学の視点で考えます。また、学生の皆さんがより興味を持てるよう、希望を取り入れて講義内容を変更する等、柔軟に対応していきます。 |