白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 対人心理学
担 当 者 倉澤 寿之 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 他者がいることによって受けるさまざまな影響や、他者との間に起こるさまざまな心理学的プロセスを学び、他者と自己とのかかわりについて理解を深めます。

◆授 業 計 画
1.オリエンテーション・社会心理学とは
  授業の方針や講義の概要について説明します。
2.他者がいることによる効果・社会的抑制と援助行動
  他者がそばにいるというだけで受けてしまう、多くの隠れた影響について話します。
3.人にあたる・攻撃性
  他者を身体的・精神的に傷つける行為について、様々な側面から考えてみます。
4.他者をどう見るか(1)印象形成
  他者から受ける印象がどのように出来上がっているのかを考えます。
5.他者をどう見るか(2)原因帰属
  他者の行為を見たときその原因を考えることがありますが、そのメカニズムを見ていきます。
6.「他者」についてのまとめと補足
7.自分を見つめる・自己意識
  「自分」を意識するという人間だけの特徴が行動とどうかかわっているのかを見ていきます。
8.自分を知る・自己知覚
  私たちが自分のことを知るようになるプロセスを考えてみます。
9.自分を見せる・自己呈示
  「自分が他者からどのように見えるか」をコントロールしようとする行動について見ていきます。
10.「自己」についてのまとめと補足
11.グループを作る・リーダーシップ
  集団で何かをするとき大切なリーダーシップと集団そのものについて考えます。
12.表情を読む・ノンバーバルコミュニケーション
  私たちのコミュニケーションを支える言葉以外の部分に焦点を当てます。
13.人に近づく、離れる・空間行動
  私たちが他者との間に無意識的に維持している距離や空間の意味を考えます。
14.非言語的行動と嘘
  嘘をついたときに現れる変化や、犯罪捜査との関連などをお話しします。
15.「集団」と「コミュニケーション」についてのまとめと補足


◆成 績 評 価
 マークシート方式による筆記試験(持ち込みなし)

◆テ キ ス ト
 特に指定しません。

◆参 考 書
 初回の授業でいくつか紹介します。

◆担当教員から一言
 日常の中で人とやり取りする際のさまざまなことを、心理学的な視点から捉えなおしてみましょう。