白梅学園　授業概要（シラバス）２００７

授業科目名	卒業研究プレゼミ
担　当　者	金子　尚弘	開講時期	前期
		授業形態	演習
		単 位 数	１
◆授業のねらい及び学習教育目標 　行動分析は、条件づけにもとづいて人間を理解する考え方です。この演習では、行動分析を理解して、行動を獲得する基礎的な実験や、子どもの発達を援助するため、新しい行動の獲得や、不適応な行動の修正方法について学びます。この演習は、後期の「卒業研究」で、行動基礎研究や、発達に障害がある子どもを対象として実施する発達援助のための学習なので、しっかりと理解しなければなりません。 ◆授 業 計 画 　下記の15項目を演習時間中に学びます。卒業研究に向けた演習なので、時間外の復習が重要です。 　１、行動実験とその応用分野の概要 　２、遺伝、環境、介入 　３、実験動物（マウス等）の基礎知識 　４、実験計画、療育計画 　５、実験装置と手法 　６、実験および教育におけるコンピュータ使用法 　７、弁別刺激－自発的反応－強化の三項随伴性の理解 　８、小中学校の生徒の学習や行動の理解 　９、特別支援教育（特殊教育）の理解 　10、発達障害児、自閉症児の理解 　11、コミュニケーション行動と、その障害の理解 　12、課題分析の方法 　13、教育目標、標的行動 　14、介入プログラムの作成 　15、観察記録、データ収集、データの記述とグラフ化 ◆成 績 評 価 　平常授業期間中に提出するノートやレポートによって評価する。 ◆テ キ ス ト ◆参　考　書 　演習の進行に応じて紹介する。 ◆担当教員から一言 　演習の授業では自主的な研究態度が必要です。行動分析に関する素朴な疑問を持ち、それを解決するために自主的な学習を続けることを心がけて下さい。 　沢山の参考書がありますが、卒業研究に繋がるテーマばかりではなく、基礎的な考え方の理解から始め、幅広い応用分野を含めた興味を持ち、授業外での学習で自分のノートを作りましょう。