白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 家政学実習
担 当 者 井部奈生子・大髙真紀子・髙月 智子 開講時期 前後期
授業形態 実習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
【井部】実習を通して食に関する様々な技能を習得し、介護の視点から高齢者や障がいのある場合の
家庭生活に必要なことを学ぶ。また食事の援助方法なども学ぶ。
【大髙】快適で安全な住生活についての理解を深め、実践力を養うことを目的とする。さらに、高齢者や障がい者に配慮した福祉住環境整備について、演習等を通して学んでいく。
【髙月】被服実習は家政学概論に基づき衣生活管理に関し技術と新しい素材を知る。又着ることの喜びやエプロン製作により作る喜びを習得させる。そして、介護者共に高齢者、障害者の家庭生活の衣服管理の必要実践が出来る能力を養う事を目的とする。


◆授 業 計 画
【井部】
1.オリエンテーション
2.設備・エネルギー源・調理器具
3.食品衛生について
4.献立作成について
5.食事点検
5.基本的な調理
6.食事計画
7.高齢者の食事と調理
8.身体的機能の変化における調理上の留意点
9.食事における感覚機能の役割
10.食事における摂取機能の役割
11.障がいのある場合の食事
12.障がいのある場合の調理特性
13.調理形態の変化と食べやすさ
14.市販の介護用食品を用いての実習
15.まとめ
【大髙】
以下の項目について、実習を中心に学んでいく。
1.住まいの計画① 家族周期と住要求
2.住まいの計画② 地域生活と住居
3.住まいの計画③ 生活行動と生活空間
4.住まいの計画④ 図面を読む
5.住まいの計画⑤ 間取り図を描く
6.住まいの室内環境について、事例をもとに考える
7.住まいの手入れや修理・点検について考える
8.住まいの安全について、事例をもとに考える
9.住情報を読む
10.高齢者・障がい者の住まい① 住生活を高齢者や障害者の視点で考える
11.高齢者・障がい者の住まい② 車椅子使用時の動作寸法を調べる
12.高齢者・障がい者の住まい③ 住まいの改修事例について学ぶ
13.高齢者・障がい者の住まい④ 高齢時の居住形態について考える
14.高齢者・障がい者の住まい⑤ バリアフリーのまちづくり
15.小テスト
【髙月】
1.衣生活に役立つ被服とは
2.エプロン製作(標付け)
3.エプロン製作(見返し)
4.エプロン製作(脇・裾・紐のしつけ)
5.エプロン製作(脇・裾・紐のミシン)
6.エプロン製作(ポケット付け)
7.エプロン製作(仕上げ)
8.布の鑑別実験
9.布の燃焼実験
10.布の種類(繊維)・性能、素材の収集
11.織物の種類と風合
12.衣服製品の表示、調査
13.衣服整理、洗濯、実習
14.衣服整理、漂白剤、しみ抜き実習
15.被服の役割について(レポート)


◆成 績 評 価
 出席状況・課題への取り組み、小テスト等により、総合的に評価する。

◆テ キ ス ト
 適宜、プリントを配布する。

◆参 考 書
 授業内で随時紹介する。

◆担当教員から一言
 プリント、実習指導のため用具を揃えて戴きます。