白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 実習指導
担 当 者 森山千賀子・伊藤  環・加藤 桂子 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 1.介護福祉士に必要な知識や技術を、体験を通して学ぶことの意義を理解する。
 2.学校内で学んだ知識や技術と介護福祉実習との連動性を具体的かつ実際的に理解する。
 3.各期の実習終了後の集団学習を通して、総合的な対応能力を習得する。
 4.事例研究等の進め方を学び、多面的な視点から一人の人をとらえる方法を学ぶ。


◆授 業 計 画
 実習指導は、各期の介護実習と連動し、事前指導・事後指導を繰り返しながら、通年にわたって行われる演習科目である。前期の前半では、I期実習に向けての事前指導、実習後の事後指導では、実習報告会を通して、様々な施設の形態および地域で暮らす生活者の実態等についての共有を図っていく。また後期では、III期の実習にむけての介護過程の展開、事例研究の進め方等の指導を行いながら、介護福祉士としての自覚を促し、専門職に求められる資質や技能などの、総合的な対応能力を習得できるように進めて行きたいと思っている。

 1.施設介護実習・訪問介護実習
  1)実習の目的について理解する。
  2)施設介護実習の準備として、施設についての一般的な理解と利用者(居住者)の日々の暮らしの
    理解を深める。
    訪問介護実習の準備として、地域・家族・利用者などについての理解を深める。
  3)実習記録の書き方について学ぶ。
  4)実習後のグループワークを通じてお互いの経験を交流し、また個別面談などを通して、今後の課
    題を明らかにする。

 2.介護過程の展開について学び、実習終了後に事例としてまとめ。自己の介護を客観的に見つめる視
   点を持つ。

 3.プロセス・レコードの検討や事例研究を通して、様々な角度から一人の人をとらえる方法を学ぶ。
   また、他者の意見を聞き検討するなかで、よりよい介護のあり方を考える機会にする。


◆成 績 評 価
 実習日誌(記録)、個別面談、ケーススタディ、平常点等による総合評価

◆テ キ ス ト
 リーディングス介護福祉学19『介護実習指導』 建帛社

◆参 考 書
 授業で紹介する

◆担当教員から一言
 介護実習指導は、学内での各教科・演習と介護実習をつなぐ架け橋としての役割を担うものです。自分の思いや感じたことを文章や言葉・形などで表現する力を、1年間の学びを通して磨いてゆきましょう。