白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 音楽II 声楽
担 当 者 鈴木慎一朗 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数 (1)
◆授業のねらい及び学習教育目標
 授業のねらいは、「音楽I」の学習を基盤として、保育者に必要とされる音楽に関する基本的な知識と技能を習得し、音楽性豊かな表現の能力を養うことである。主な学習教育目標は以下の4点である。
 ①ストレッチ運動や発声練習等を通して、腹式呼吸を習得する。
 ②人の声の素晴らしさを知り、全員で表現を創り上げる合唱のおもしろさを味わう。
 ③日本語の作品を中心に扱い、日本語を美しく歌えるようにする。
 ④鼻腔共鳴等を意識することにより、声の響きを感じ取れるようにする。


◆授 業 計 画
 「音楽II」90分の授業のうち、45分間を「声楽」の学習とする。集団指導の形態をとり、合唱活動を中
心とした声楽の学習を行う。その中で、保育者として必要な「声の衛生」に関する内容についても触れ
る。その他、声楽に関する音楽鑑賞も取り入れたい。
<前期>
1回 オリエンテーション
2~3回 発声法 『コンコーネ50番』の1、《Believe》
4~5回 輪唱 《Dona Nobis Pacem》
6~8回 滝廉太郎の作品 《花》(二部合唱)
9~11回 『サウンド オブ ミュージック』鑑賞
12~14回 中田喜直の作品 《夏の思い出》(二部合唱)
15回   前期発表会
<後期>
1~3回 イタリー民謡 《Santa Lucia》(斉唱or独唱)
4~6回 イタリー合唱 《フニクリ フニクラ》(二部合唱)
7~9回 イタリー歌曲 《Ombra mai fu》(斉唱or独唱)
10~12回 日本・世界の民謡とわらべうた
13~14回 卒業に向けて  《ふるさと》(三部合唱)、《学園歌》
15回   後期発表会

※ 毎時間授業の導入では、学生の伴奏により幼児曲を歌います。


◆成 績 評 価
 毎時間の取り組みと試験で評価

◆テ キ ス ト
 『女子音楽カンターレ』音楽之友社、2007年。

◆参 考 書
・米山文明『声と日本人』平凡社、1998年。
・萩野仁志・後野仁彦『「医師」と「声楽家」が解き明かす発声のメカニズム:いまの発声法であなたの
 のどは大丈夫ですか』音楽之友社、2004年。
 その他、授業内で紹介します。


◆担当教員から一言
 健康に気を付けてください。特に授業の前日は早く寝てください。