白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 児童福祉
担 当 者 中山 正雄 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
1.児童福祉の歴史的展開過程をとおして児童福祉の意義について理解させる。
2.児童福祉の現状と児童福祉問題の背景及び児童福祉の法律・制度・施策について理解させる。
3.児童福祉現場における福祉サービスの現状と課題を理解させる。
4.児童福祉の専門職としての保育士の役割、家族も含めた支援への役割について理解させる。
5.児童福祉の展望と課題を理解させ児童福祉に取り組む姿勢を養う。


◆授 業 計 画
1.児童福祉の歴史的展開と児童福祉の意義
 1回 わが国における児童福祉の歴史 ~概念と理念の形成過程~
 2回 児童福祉法の理念
 3回 子どもの権利の形成過程と子ども観の変遷   子どもの権利条約の内容と意義
2.児童福祉の現状と児童福祉問題の背景及び制度・施策
 4回 家族の変化・多様化と子どもの生活  少子高齢化社会における子どもの生活
 5回 保育問題・児童養護問題の発生とその背景
 6回 障害問題とノーマライゼーション
 7回 子ども虐待問題の背景と防止
 8回 児童福祉の制度・機関・施設・費用 
 9回 諸外国の児童福祉
3.児童福祉施設現場におけるサービスの現状と課題
 10回 福祉事務所・児童相談所の役割、現状と課題 
 11回 保育の現状と課題   養護の現状と課題
 12回 母子福祉及び一人親家庭の現状と課題  少年非行と福祉・教育
4.保育士の役割と子育て支援
 13回 児童福祉の専門職資格と職務・労働条件
    少子社会における子育て相談援助あり方と保育士の役割   家族・地域と施設の役割
 14回 児童福祉関連機関とのネットワークと保育士の役割 
    児童福祉現場で働くこと、児童福祉施設職員論(資質・倫理)
5.児童福祉の展望と課題
 15回 児童福祉の方向と課題


◆成 績 評 価
 授業の出席状況と定期試験

◆テ キ ス ト
 浅井春夫編著『シードブック 子ども福祉』建帛社

◆参 考 書
 山縣文治監修『児童相談所で出会った子どもたち』ミネルヴァ書房

◆担当教員から一言
 地域での保育士の役割が重視される中、児童福祉の知識と理解は重要な要件となっています。様々な福祉の機関を活用することとともに、福祉のあり方を考えることも大切です。