白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 小児保健実習 | ||
担 当 者 | 山田万智子、原 照子、久保田登久乃 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 実習 | ||
単 位 数 | 1 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 「健やか親子21」のビジョンにそった小児保健の理論をもとに、保育現場で養育、病気や事故の救急処置及び看護が速やかにできるよう心の通った技術を修得させる。 ◆授 業 計 画 小児の発育発達を理解し、その発育上の心得・観察ポイントと親子の心の問題、並びに日常起こり易い病気・事故の特徴を知り、早期に発見する方法や救急処置等を、実技実習を通してすぐ実践できる技術を修得させる。又、事故については、予防を第一に考える。いじめ・虐待なども考慮して保育することを学習させる。(障害児の取り扱い方も加味して実習を行なう) 1.小児保健実習の意義と心構え. 2.胎児の発育と母体の変化・その記録と母子健康手帳の活用 3.小児の身体発育の測定法と評価(体重・身長・座高・胸囲・頭囲) 4.小児の健康増進・体力作り(日光浴・外気浴・体操・外出時の注意 など) 5.養護技術(抱き方・おぶい方・衣服の着脱・オムツ・身体の清潔 など) 6.保清用具の作成と保管 7.小児の健康状態の観察(一般状態・身体各部・精神機能)(体温・脈拍・呼吸の測定) 8.症状と疾病の看護(温罨法・冷罨法・与薬・浣腸など) 9.小児の事故に対する安全管理・安全教育・危機管理及び事故災害時の精神保健 10.日常生活でよくおこる怪我の手当(すり傷・切傷・熱傷・頭部打撲など)(止血法と包帯法) 11.小児に多発する事故の救急処置の必要性とその技術 12.心肺蘇生法(AEDの使用法も含む) 13.(1)症状にあった体位、運搬法(2)消毒法(3)救急箱の内容及び使用法 14.(1)関係機関との連携(救急車・中毒110番など)(2)保育者の健康管理 15.(1)感染症の予防と発生時の措置 (2)養育上の注意(家族関係・育児不安・虐待など) ◆成 績 評 価 テスト、リポート、平常点(出席を重視)などを総合的に評価する。 ◆テ キ ス ト ○小児保健実習(第4版2刷) 白野幸子著(医歯薬出版KK) ○担当教員作成のプリント ◆参 考 書 ○小児保健 高野 陽・加藤 則子・加藤 忠明 編著 無藤 隆・民秋 言 他 編集(北大路書房) ○幼児安全法講習教本 編集 日本赤十字社 ○小児保健 第5巻 改訂・保育士養成講座編纂委員会/編(全国社会福祉協議会) ○小児保健 理論と実習(三訂)佐藤 益子 編著(樹村書房) ◆担当教員から一言 実物大の人形で各自が実技実習を行い、積極的な取組みを望む。白梅学園の特色で実習は少人数で徹底的に行う。初回授業時に別紙配布の実習実施表を熟読してくること。 |