白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 美術〔造形とイマジネーション〕 | ~「サンタ」と「なまはげ」と似てる? ~ | |
担 当 者 | 八木紘一郎 | 開講時期 | 後期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 この授業はバーチャル美術館。ここで扱うアート(造形美術)は、古代から、民族、国境を超えて広がっている生活のなかのアートを取り上げ、人間がいかに多様なイマジネーションを繰り広げて生きてきているかを掘り下げる。そして、また、今日私たちが生きることと造形美術とイマジネーションの意味を探る。 ◆授 業 計 画 1)太古・人体アートは、なぜか女性像だけしか見当たらない。世界中どこでも人体アートははじめは女 性像だけしか見あたらない。何の目的で誰が造ったのか。 2)~5) キャラクター・アートを考える。① 「招き猫」の右手・左手あげ? ② どうして「キティち ゃん」には口が無いのか?。③日本独自の「カワイイ」アート。「キティちゃん」裁判~ ④ 比較「ヒ ーロー・キャラクター」アート論⑤「ゴン太とノッポさん」 6)方法としてのミニチュア・アート・ワールドの意味、「箱庭療法」の「箱庭造形」の意味/子どもが 作るミニチュア・アートの意味を考える。 7)~9)「異界」とのコラボレーション・アート ①「となりのトトロ」が住む巨樹と穴/「おむすび ころりん」の爺が落ちる穴「異界」に通ずるところ・出会うところ・出会う方法としてのアート ② 「異界」に生息する「生き物アート」・・「妖精・妖怪・魔物・お化け」などを通して、人はなぜその ようなイマジネーションをしたのかを探究する。③ <遊び>という「異界」とのコラボレーション 手段のアート 10)「白」の背景空間・「黒」の背景空間。比較空間美意識。異なる東洋・西洋との美意識 11)~13)「サンタ学」アート① 「サンタ」は「なまやげ」と似てる? 「サンタ」の服はなぜ赤いのか? ② クリスマスツリー・アートを考える。 丸太の形のケーキ、リースの形状などクリスマス関係のアートを考える。 14)マーク・記号デザイン・アート・暮らしの中のマーク・記号に包まれて暮らす私たち。 トイレマーク・信号や標識、非常口の記号などについて、その諸相を考える。 15)まとめ ◆成 績 評 価 平常点1)~14)の受講内容に関する感想+論究的にまとめる。 ◆テ キ ス ト 特になし ◆参 考 書 特になし ◆担当教員から一言 バーチャル美術館をお楽しみください。 |