白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 現代社会と人権 女性労働と人権
担 当 者 武藤 健一 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 皆さんにとって、現在や今後の人生において特に重要であると思われる事項について、社会学等の成果を取り入れつつ、学際的にジェンダーと人権の基礎を学んでいくという授業です。ということで、本年度は女性労働と人権ということで授業をいたします。
 なお、私の専攻はジェンダー憲法学という一応ながら法学の分野に位置づけられるものではありますが、本講義は社会学の成果、特にジェンダー論・フェミニズムのそれに重点をおいて授業を進めます。


◆授 業 計 画
 ビデオ等を利用することも含めて授業を進めていきたいと思います(基本はいわゆる講義形式)。また受講者数が少なければ、ディスカッション等も加えることを考えています。
 具体的には、以下の項目を取り上げます(受講者と相談の上で変更・削減がありえますし、授業進度の関係上扱えない項目が出てくることも十分考えられます)。
 
1)女性労働総論~M字型雇用形態、コア労働・縁辺労働とジェンダー、総合職と一般職(第2~4回)
2)派遣労働~人間レンタル、不本意派遣、派遣労働法(第5~7回)
3)育児休暇~男性と育休、育児休暇法(第8・9回)
4)パート労働~自発的パート、130万円の壁、ジェンダー役割の再生産(第10・11回)
5)男女賃金格差と職務分離~同一価値労働同一賃金、職種・職級とジェンダー(第12・13回)
6)労働権と労働法~男女雇用機会均等法、労働基準法(第14・15回)


◆成 績 評 価
 平常点重視です。
 ほぼ毎回のレスポンス=シート(出席の代わり)の得点に、学期末の試験の得点を加えて評価を下します。その配分は、平常点(出席点):試験点=67%:33%、です。
 受講者数によって、学期末試験はペーパー試験でない可能性があります。
 また、就職活動等による出席不足はある程度配慮します。


◆テ キ ス ト
 テキストは用いません(レジュメ配布)。

◆参 考 書
 適時紹介していきたいと思います。

◆担当教員から一言
1)「成績評価」に書いてあることから分かるように、学生の皆さんにとって非常に負担の大きい授業です。
  よって、欠席が多かったり出席しているだけのような場合、単位を取得することは100%不可能です。
2)人間としての最低限の常識からして、授業に関係のないような、他人に迷惑をかける行為(おしゃべり・
  15分以上の遅刻等)は、一切許されません。