白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 心理学B〔性格と人間関係〕 | ||
担 当 者 | 林 潔 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 人はなぜそのような行動をするのか(もちろん生理的条件を除いて)。この答えは一つではありません。心理学Bでは、心理学の基本的な考え方について説明します。そして性格心理学と人間関係の心理学に進みます。 さまざまな現実の問題に知識を活用していくことも学問の役割です。例えば高齢化社会に向かい、家族あるいは周囲の高齢者との、日常的なかかわりも今日的な課題になってきました。 高齢者の精神保健の問題と、そのかかわり方についてもあわせて考えて行きます。 ◆授 業 計 画 いろいろなタイプの人がいます。 同じことでも人によって受け取り方が違います。なぜでしょか。また子どもと、若い人・成人、高齢者では感じ方が違うところもあります。人間理解に発達の条件を考えましょう。 その人の個性の背景にあるものをどう考えたらよいでしょうか。 1.性格は変わるか? なぜ人はそのような行動をするのか。 2.経験が人をつくる:学習理論から 3.ものの見方が行動の原点だ:認知論から 4.過去の経験、特に幼児期の経験が大事だ:精神分析から自分自身のなかに、自分でも気づかない世 界がある。すなわち無意識の役割を強調したフロイトの考え方の基本を紹介します。 精神分析(1):自我構造 5.精神分析(2):自分を守る(防衛機制) 6.精神分析(3):成長と気持のしこり 7.交流分析と人間関係:エゴグラムの実際(交流分析の性格検査です。なお交流分析は、精神分析を やさしくしたものと理解されています) 8.交流分析から見た人間関係:かみ合う会話、食い違う会話、表と裏のある会話 9.性格について(1)体格と性格、内向・外向、他 10.性格について(2)性格と病気 タイプAとC 11.性格と人間関係 性格認知の歪み、恋のかたち 12.リーダーと性格 PM理論を中心に 13.他の世代とのかかわり(1):高齢者の心理と精神保健 高齢者の一般的な傾向とかかわり方について。 14.他の世代とのかかわり(2):高齢者の問題とのかかわり 認知症、妄想といった問題へのかかわり方について。 15.期末試験 ◆成 績 評 価 平常点、指定図書のレポート、期末試験で評価します。 ◆テ キ ス ト ありません ◆参 考 書 随時紹介します。また図書館の指定図書を利用します。 ◆担当教員から一言 講義ですとどうしてもコミュニケーションが少なくなりり残念です。 質問歓迎です。質問や連絡には以下のメールも使ってください。 hayashi@shiraume.ac.jp |