白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 言語とコミュニケーション
担 当 者 佐々加代子 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 日常生活はさまざまな人間関係のなかでのコミュニケーションの場面がある。その方法もさまざまにある。言語はその代表格である。コミュニケーションが円滑にすすんでいくということについての基礎理論から始め、コミュニケーション関係における阻害要因と促進要因を抽出すること目を養い、日々の生活において、言語を媒介としたコミュニケーション関係のすすめかたについての方策が見出せるようにする。

◆授 業 計 画
1.人間生活における「コミュニケーション」のさまざまからの検討。授業のねらいを通して、コミュニ
  ケーションについて考えてみる
2-3.日常生活のなかからのコミュニケーションについて考える。「鍵」を見つけてみる
4-5.コミュニケーションと言語、その機能を探る
6-7.言語の特徴と人間、言語を操ること
7-8.言語を操作する、駆使することに向かう過程;言語の発達;0歳から終えるまで
9.コミュニケーションの基本的過程;ことばのキャッチボール、ことばとキャッチボール
  媒介になる距離-信号行動系
10.コミュニケーションにおける対象児・者の特性のとらえかた
11-13.乳児、幼児、障害児、障害者、失語症、介護を要する人、痴呆性老人、重病患者、異文化の人
14.コミュニケーション関係が成立・展開するということについての検討
15.かかわる人との関係とQOL

  聴講者個々人の体験から見つめていくことや、グループ討論を通しての検討も加えていく。


◆成 績 評 価
 平常点、授業内でのミニレポート、レポートで評価する。

◆テ キ ス ト
 特に用いない

◆参 考 書
 筆者の著書でいずれも犀書房。『言語習得と人間関係』『子どもからの贈りもの』『発達臨床相談』『コミュニケーション能力弱者のQOL援助』

◆担当教員から一言
 日常生活のさまざまなコミュニケーション場面、現代社会におけるさまざまなコミュニケーション場面などにおいて、言語が機能していくさまの多様さについて、トピックから考えます。一緒に検討できればうれしいです。