白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 専門ゼミナールI | ||
担 当 者 | 村田 務 | 開講時期 | 前後期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 1 教育保育活動における健康問題について理解を深めるとともに、それらの事実やメカニズム、関連要 因を解明するための効果的な手法について習得する。 2 健康の維持増進のために必要、且つ効果的な健康管理や健康教育の手法について理解するとともに、 健康教育学・保育教育保健学を追究するための理論と実践を身につける。 ◆授 業 計 画 「今日、教育保育において、どのような健康問題があるのか」、「それらの問題を解決するためには、どうすればよいのか」について、より具体的、実践的に学ぶ。 まず、①関心ある健康問題についてレポートしたり意見を出し合いながら、子どもや保育者の健康問題について概括する。次に、②これらの健康問題の原因について明らかにしたり解決するための方法について、研究論文を検討しながら理解する。そして、③文献研究で不明であったことや疑問に思ったことについて、質問紙調査や実験、現地視察等を行い体験的に明らかにする。最後に、④一連の学習や研究の成果をもとに、健康問題解決のための仮説を立て、教材つくりと模擬指導を通して評価・考察する。 第1回~第2回 今日の健康問題と課題 第3回~第4回 健康教育学のためのレポート・研究論文の書き方 第5回~第8回 興味関心ある健康問題についてのレポート報告と討論 第9回~第10回 質問紙調査のテーマ設定と調査項目・質問紙の作成 第11回~第12回 質問紙調査の実施とデータの入力 第13回~第14回 データの分析と研究論文の作成 第15回 研究結果のプレゼンテーション 第16回 保健指導のための教材テーマの設定 第17回~第18回 教材作成のための文献研究 第19回~第20回 教材作成のための取材、観察、インタビュー、現地視察、実験等 第21回~第23回 ビデオを用いた教材の作成 *第21回~第29回はグループ毎に 第24回~第26回 プレゼンテーションソフトを用いた教材の作成 順次体験する。 第27回~第29回 運動遊び、ゲーム等を用いた教材の作成 第30回 自作教材による模擬授業の実施とその評価、専門ゼミナールIIの計画 ◆成 績 評 価 レポートや討論、制作活動等から、学び・追究の主体性や自発性、創造性を読みとり評価する。 ◆テ キ ス ト 村田 務:健康教育学のレポート・研究論文とその書き方、2007年. ◆参 考 書 学術雑誌:学校保健研究、小児保健研究、日本公衆衛生雑誌、JOURNAL OF SCHOOL HEALTH、 保育と健康、THE JOURNAL OF American College HEALTH、健康教室、保健の科学、からだの科学等 ◆担当教員から一言 ・確かな証拠(妥当性と信頼性)で考え「論争」せよ。 ・証拠(データ)は、「足」と「手」を使って探し出せ。 ・学習と研究には喜びがある。興味があること、関心があることを自ら楽しんで学べ、追究しろ。 |