白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 専門ゼミナールI 子ども学スペクトラム
担 当 者 汐見 稔幸 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 教育や保育は、通常「する側」から構想される。「される側」から発想して考えるということは少ない。本ゼミでは、子どもということばをキーワードにして、教育・保育を「される側」から考える練習をすることをテーマとする。子どもとはいったい何か、子どもが発達するとはどういうことか、大人のかかわりはどうあるのが望ましいのか、等々を、実際に子どもたちが生きている現場からさまざまにデータを持ち寄って論じ合いたい。たとえば、子どもたちが遊んでいる場面のビデオを見てそこから何がわかるかを徹底して論じるようなことを試みる。また、子どもについて書かれた不登校、いじめ、自殺あるいはアート、リテラシー等々の本や論文の検討をし、子どもから考える教育・保育の基盤づくりをめざしたい。

◆授 業 計 画
 最初に参加者の関心と進路等を出し合い、どういうゼミ体験をしたいかを議論しあいたい。それにもとづいてゼミの骨格をきめ、具体化していく。保育園や幼稚園、学校等の訪問、あるいは合宿についても考えたい。

◆成 績 評 価
 出席点、平常点による。

◆テ キ ス ト
 なし

◆参 考 書
 汐見が書いたものは何か読んでおくのが望ましいが、必要な文献はゼミ中に指示するので特に準備は必要ない。

◆担当教員から一言
 ○文献研究は受講生による輪読と自由討議を主として進めるので主体的に参加すること。
 ○必要に応じて保育園、幼稚園訪問をし、小学校の授業研究会に参加することがある。
 ○進捗状況によっては、予定を変更することがある。