白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 専門ゼミナールI 「ノーマライゼーションの追求」
担 当 者 佐野 英司 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 ゼミ基本テーマとゼミの基本姿勢 :「ノーマライゼーションの追求」

 これまで「社会福祉概論I」および「社会福祉援助技術」授業の講義で取り上げてきたことを根底に置きながら、ゼミの基本テーマを【子どものノーマライゼーションの追求】として学生たちと勉強していきたいと思います。
 3年次は、問題意識の幅を広げるために、白梅の周辺地域である小平市、国分寺市、立川市にまたがる白梅周辺1.5キロ圏内の“子育ち・子育て”状況の調査を、短大保育科「旧・佐野ゼミ」での同調査と照らし合わせながら実施し、地域の子どもたちがそれぞれに“権利の主体として生きていく”という基本的課題を、現実の生活面から見つめていきたいと思います。その過程で乳児院、児童養護施設、認可保育所、認定子ども園、障害児通園施設、障害児との統合保育、認可外の共同保育所や認証保育所、ベビーホテル、病児・病後児保育問題や病棟保育なども視野にいれ、4年次の専門研究の課題設定を図っていきたいと思います。また、当然のことながら、子どもの生活を追うというとき、大人の暮らしそのものもともあわせ捉えていくことも意識下におくことを忘れないよう常に確認しあっていきたい思います


◆授 業 計 画
1.3年次の学習文献
  「橋のない川」(新潮文庫.全7巻)、「心を病むってどういうこと?」(ぶどう社)、
  「涙より美しいもの」(大月書店/絶版につきゼミ所有本)、「障害児の発達と保育」(かもがわ出版)、
  「基礎から学ぶ《保育制度》」(保育研究所/草土文化社)「かあさんのにおい」等
2.見学/体験活動
  認可保育所、共同保育所、乳児院、簡易宿泊所炊き出し活動、ベビーホテル潜入、統合保育、障害児
  通園施設などでの実体験
3.子育ち、子育て調査の実施
4.合宿の実施
  大津市の障害児との統合保育と障害児通園施設、乳児院と共同保育体験見学合宿
  長野県泰阜村での在宅福祉を考える合宿、
  近郊でのまとめ合宿
5.日常的なディスカッション重視ゼミの実施
6.白梅祭でのゼミ研究中間発表での参加


◆成 績 評 価
 ゼミは全員完全出席を教員.学生ともめざす。ゼミ授業日以外の日常的話し合いも含め、ゼミへの出席状況、研究テーマへの積極度、共同研究、共同行動への関わり度、ゼミ仲間との共同活動への参加姿勢等も含め評価します。

◆テ キ ス ト


◆参 考 書


◆担当教員から一言
 “ひとりがみんなのため、みんながひとりのため”をモットーに、組織的かつ集団的な共同研究ゼミの実現をめざし、学生の未来につながるゼミ研究をみんなの力でやり遂げましょう。